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富士山

夏になり富士登山が人気を集め、何かと問題が指摘されています。
登山客が多過ぎることによる環境の悪化がその問題の根本にあるわけですが、相変わらず自治体や国の対応はグズグズの状態です。

みなさんもお気づきだと思いますが、環境のために登山客を減らしたいと言いながら、逆に人を増やそうとしているように見えるわけです。
ここでもやっぱり、カネ、カネ、カネ、カネの虫が鳴いています。

ところで富士山は山頂まで車で登れることを、どのくらいの人が知っているでしょうか。
昔から山頂の小屋などへ荷揚げのために、ブルドーザーなどが行き来していて、それなりに未舗装ながら道も整備されています。
つまりジムニーなどの四駆なら、車で山頂まで行けてしまうわけです。

最近、にわかに環境のために5合目まで登山鉄道を敷こうなんて話が出てきていますが、私はコレ、完全に観光客を増やすのが目的だと思っています。
カネに群がる虫が、集まってきているように見えます。

登山客に入山料を設定して登山客を単純に減らせば全て解決するのに、わざわざ遠回りなことばかりやっているわけです。

入山料を設定する場合は、巷で言われている5000円とか1万円では、全く効果がないでしょう。
多くの人が支払うのを躊躇して、初めて効果が現れるわけです。
日本の居住者は入山料ひとり5万円、外国からのツアー客はひとり50万円くらいに設定すれば、あっという間に環境は整うだろうと思います。登山客が多すぎることによる問題は、全て解決します。
余計なお金もほとんどかかりません。来月からでもできるでしょう。
人を減らすのが目的ならば、わざわざ登山鉄道を敷くことに何の意味があるのでしょうか。

つまり環境を良くしたいというのは詭弁で、実は観光客をもっと増やしたいというのが本音なのではないかと思う訳です。

それならいっそ逆に観光客を全力で増やしてみてはどうかと、思います。
登山鉄道を山頂まで敷いて、山頂には十分な人数を収容できる巨大なリゾートホテルを作れば、たぶんみんなの目的を叶えることができるのではないでしょうか。

まぁ世界的に見ると、エベレストなんかでも登山者の渋滞が起きて問題が起きているわけで、登山者を「減らしたい」のか、「増やしたい」のか、はっきりさせることが、まず最初の課題だと思います。

静岡県や山梨県の知事に、増やしたいのか減らしたいのか、尋ねてみてはどうでしょうか。
きっとうやむやにして、答えないような気がしますが。

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