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南九州横断旅2/3

さて、どうにかこうにか長島へ到着。
ひとまず丘の上を目指します。
長島はなだらかな丘で構成された島で、とにかく見晴らしが良い。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
SIGMA 19mm/F2.8 EX DN

北を見ると、なんと天草諸島を飛び越えて、70km離れた島原半島の雲仙岳が見えています。さすが大気汚染が無いだけのことはある。

長島のすぐ北には諸浦島しょうらじま、北東には伊唐島いからじまが隣接しており、両島は長島と橋で繋がっていて自由に行き来できます。
天草諸島の西端にある牛深うしぶかへは、フェリーで繋がっています。牛深は熊本から走ると120kmもの距離があり、とんでもない僻地のように思われるかもしれませんが、北側の島原や、南側の長島からフェリーを利用するとあっという間に辿り着けます。
文化的にも東西よりも南北の交流が多かったのでは?と思います。
実際、天草の乱は島原半島が決戦の地でしたよね。
牛深は江戸時代、廻船問屋で大変賑わった港町であり、歴史の重みを感じる土地でもあります。

長島を満喫した後は、一路、国道3号線沿いに南下して吹上浜へ。
道中の出水いづみから串木野くしきのまでは、とても景観が美しく旅情を刺激する素晴らしいルートです。
特に近年は国道3号沿いに高速道路が併設されたこともあって、もともとの国道3号の交通量が激減し、とても快適なルートになっています。
通過する都市はどれもこれも懐かしさと異国情緒が融合した柔らかな雰囲気の街で、ひとつずつじっくり見て回りたいのですが、さすがに時間がないためそのまんま吹上浜へ辿り着きました。

吹上浜は日本三大砂丘のひとつ。
眺めるだけでなんだか幸せで、ちょびっとだけ寂しい感じの長大な砂丘です。いいなぁ~。

一通り撮影を終えて、この日は鹿児島市の中心部へ宿泊。
スタートから約14時間、何も食べずにひたすら撮影と走行を繰り返していたため、さすがにおなかが空いてきました。
本気の撮影では、途中で食事をするとテンポが狂ってしまうのと、満腹感によって気力が衰えてしまうため、だいたいいつも道中は何も食べないのが常です。

ラーメンかとんかつでも食べようかなぁと、少し街をうろうろしたのですが、結局ファミマのカルボナーラを買ってホテルの部屋で食べてしまいました。
いやぁでもおいしかったな。満足満足。

つづく。

伊唐島の向こうは八代海。その向こうが九州本土。
大気汚染が無いと、これほどまでに美しい。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
NOKTON 17.5mm/F0.95
国道3号の旅心をくすぐる美しい風景
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
SIGMA 19mm/F2.8 EX DN
時折、潮の香りが漂う串木野の街
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
SIGMA 19mm/F2.8 EX DN
吹上浜と向こうに見えるのが野間半島
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
SIGMA 19mm/F2.8 EX DN


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