見出し画像

ミステリという勿れ

今日は丁度1月からドラマ化するとのことで
旬なので、

田村由美先生の「ミステリという勿れ」の話。

漫画のドラマ化についてはいつも賛否両論ありますが、

あたしはドラマはドラマ、
漫画は漫画として楽しんでいます。

菅田将暉さんの整くん楽しみ。

ただ、どう展開させて、
10話?にまとめるのかなぁ。

主人公の久能整くんの発言は一言一言、
考えさせられるものばかり。

作者の田村由美さんの作品はどれもそうですが、刺さる言葉が多いです。

その中でドラマでとりあげられるかはわからないけど、
ひとつ整くんの言った言葉でハッとした言葉、
エピソードを紹介します。

働くのが好きな女性に、

その方の父親が

「家庭に入って子どもをよく見るように
それが女の幸せなんだから」

と言いました。

その時整くんが反論をした上で
(この反論もはっとしました)

その女性に対して言った言葉なんですが。

「女の幸せとかって言葉に騙されちゃだめです。  それを言い出したのは多分おじさんで、
女性をある型にはめるために、
編み出された呪文です。」

(ちょっと省きました)

これを書くと男の人を批難してるように感じる方もいるのかもしれないですが、
そうではなくて。


こんなジェンダーレスが大切にされてる時代。

普段の会話の中にすら潜んでいる
私たちが植え付けられてきた
差別のこころ。


性別とか関係ありません。
男の人が女性を軽視しているとかでもなく、

自分の中に差別のこころがあることを
みんな知らないといけないと思います。


他にも性別が入った言葉は沢山あるよねって話していて、例えば

女は愛嬌

って親戚の人に言われて、結構素直に受け止めて愛想笑いも上手な私としては、
別に悪い気がしてたわけではないけど

女でも、男でも、ジェンダーレスの方でも
愛嬌がある方は素敵だし。

愛嬌が必ず必要とは限らないし。
逆に媚びなくてカッコイイ方もいるし。

問題は、彼らが本当に女性にとって幸せだと思いこんでいること

って整くんは言ってたけど、

(だって良かれと思ってるんだもんね。
でもそうやって植え付けられてきたんだもんね。
自分の親とか教師とか社会に)

それこそ、男でも女でもジェンダーレスの方でも、

家庭に入るのが幸せ

ってひとつの価値観がありますよね。
まぁ今はそれも少なくなってきてますけど。

性別関係なく、何が幸せって、
その人によって違うのに、

世間的に幸せって言われがちなことがきっと幸せなんだ
って思い込んじゃってること

きっと沢山あると思うな。

自分の感情なのか。

植え付けられた価値観なのか。


まぁ本当に家庭に入るのがお互い幸せと
思い合ってる夫婦はそれで問題なしなんですよ。

ただ、決めつけて、
押し付けちゃダメだよねって話。

これから見る方も多そうなので、
あえて本編にそこまで密接に絡んでないエピソードを語ってみました。


あたしの推しキャラは、青砥刑事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?