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女子プロレスラー木村花さんの事件について思うこと

テラスハウスという恋愛バラエティー番組に出演してた女子プロレスラーの木村花さんが自殺した事件。
とても悲しいことだと感じた。

なぜだろう?
やっぱり、未来のある22歳の若い女性が亡くなったことは悲しい。
自殺しなければならない理由があることが悲しい。

そこから、報道やネットニュースを見ながら思った。

「なんで人が傷つくことを書くんだろう?」
「誰がこんなことを書くんだろう?」

テラスハウスは中高生の若い世代に人気のバラエティー番組。
視聴者の多くは10代~20代の若年層ということになる。
そうするとネットの誹謗中傷は、
若い視聴者から投稿されたものが多いのだろう。

誹謗中傷には、子供が悪口で言いそうな幼稚な言葉が並んでいた。
幼稚な言葉が画面を埋め尽くしていた。
たくさんの悪口や暴言。
画面をスクロールしていくにつれて、
気分が滅入っていく感覚があった。
これが自分に向けられていたらと思うと恐ろしくなった。
たくさんの人が自分を囲んで悪口を言ってくる。
集団でのいじめを受けているような苦しい感覚だった。

「イジメをしている意識はなかった」と言ういじめっ子と同じじゃないかな?と私は思った。
おそらく誹謗中傷を書いた若い人達は、きっと、
番組を見た感想をただただ素直にネット上に書いたんだと思う。
それは本当に素直で率直な意見。
木村花さんの行動が嫌いだったり、
木村花さんの言動が好きでなかったり、
木村花さんに、「それは違うよ!」と言いたかっただけなのかも。
自分の言葉が人を傷つけてしまうなんて考えもしなかった!かのように。

「知らなかったら、何をしてもいいの?」
きっと多くの人は、何してもいい訳ないという言うはずだ。
少し冷静に考えれば分かることだと思う。
だから、ここから気付くべきだと思う。

自分から発信される言葉は、
簡単に人を傷つけたり、
人を死に至らしめたりすんだということを。


5Gが世界を変えようとしているけれど、インターネットの歴史はまだ30年余りで、
SNSにいたっては、普及してからまだ数年しか経っていない。
まだまだ成長過程の分野だから、
規則やルールなんてものは全然整っていない。
木村花さんのような被害者をこれ以上増やさないために、
都合のいいルールじゃなくて、誰かを守るためのルールが作られたらいいなと思った。