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■十二月某日 今日だけは、爪を切りたくなかった。 わたしは、迷信を知りながらも、信じ…
ずうっと、気分が悪いまんま、過ごしている気がする。ずっと、ずうっとよ。あんまり言い…
#自分にとって大切なこと 。 自分にとって大切なこととは、ことばに色をつけることです。…
誰にも合えない真夜中がある。 誰にも言えない白昼夢もある。 或の高架下で、おともだ…
はじめは『妹』というタイトルにするつもりだった。つまりは、そういうこと。 わたしは、…
わたしは、誰かさんを安心させるために生きつづけているわけではないことを、生まれてから幾…
このままでは、本當に凍んでしまうから、わたしは、どうしても、生きなくてはならない。 筆先までもが凍んでしまうまえに、わたしは生きなくてはならない。おくすりを飲んで眠ろうとしても、指さきからみことのりがくだる。起き上がるころには忘れてしまっていたとしても、わたしが造りあげた記録は其処に、うなぞこに揺蕩うから、やっぱり、生きなくてはならない。歩まなくてはならない。 そうは云っても、どうやって生き存えたらよろしいのだろうか。これは永らえるための整地ではない。存えるための戦略だ
きのう、日記を書こうと思った。 九月のはじまり。これから、これからもまいにち、毎日を…
おじいちゃんが死んでしまう! わたしのなかでは、その話題で持ちきりだった。わたしのこ…
提題、#はたらくを自由に。 吾々は、いきてゆかなくてはなりません。 ええ、わたしたち…
#ゆたかさって何だろう ?! 提題のとおりに考えてみたとき、わたしは、裕福な奥さまや、…
月の果てまで逃げ果せたい。わたしは、わたしの好きなひとたちの手を繋いで月の果てまで逃げ…
告白いたします。告白いたします。 あたくしの左脚には、水子が憑いてゐます。 「貴…
ひとつの世界のおしまいは、あでやかな風船が弾ける音だった。 わたしの世界のなかで、風船とはしあわせの象徴だ。ふんわりと浮かんでは、いづれ、ぱつんと悲鳴をあげて、なんにもなくなってしまう。それでも、あか、き、あお、みどり。色とりどりの風船がわたしたちに微笑んでくださる日和は、うんとうつくしい。 まだ、数えられるくらいの、何個目かの風船が無くなったのは、さっちゃんとおててをつないでいられた、小学二年生の頃だった。 あの頃のわたしには、いまよりもたくさん風船が見えた。やさし