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スタッフ紹介リレー【6】えりさん

こんにちは、記事作成チームリーダー、校正担当のあゆみです。16人のエッセイ投稿は終わりましたが、このMother's Dayキャンペーンの魅力あふれるスタッフたちをリレー形式で紹介していきます。6回目の本日は、プロジェクト・マネージャーのえりさんをご紹介します。

このプロジェクトのほぼすべてに関与し、情熱を注ぎ、メンバー全員と様々なつながりをもってエンパワーしてくれていたえりさん。最初の顔合わせで「シングルマザーズシスターフッドの大ファン!」と話していましたが、ミーティングやメッセンジャーのやりとりでは、キャンペーンにかける思いが溢れていて、いつも熱い気持ちが皆に伝播していたと思います。

そんなえりさんは二人の小さなお子さんを育てつつ、過疎地域の社会資源になればとの思いで、出張専門の助産院を開業。今年の春からは大学院に通い、公衆衛生看護について学びを深め、誰にも温かいコミュニティ作りを目指しています。

多忙なえりさんですが、プロジェクトではメンバーの技術面でのつまずきや、進める上での疑問・確認にも即時に反応。後半では投稿のエンゲージメントや各SNSからの流入も分析されていて、一体どうやって時間を捻出しているのだろう??と、タイムマネジメント下手な私は、とても気になっていました。そこでインタビューしてみると意外なことに、本人は、全然タイムマネジメントを意識していなかった様子(凄すぎる…‼)。メインをプロジェクトに据えて、他を調整していたことにインタビューを通して気づかれたそうです。

多くのメンバーが仕事をしている11時~夕方頃までは、えりさんご自身の大学院の課題に集中し、夜の時間はプロジェクトに充てる。そして大学院で学ぶ理論・考え方のうち、今チームに必要なことも同時にキャッチし、すぐ実践に落とし込んでいたそう。

「いいアイディアを生むには、オンオフを完全に切り替えるより、常にそのテーマを頭に残しながら日常を過ごす方が閃きやすい」と聞いたことがあります。えりさんの、その局面に合った提案、言葉かけの所以が知れたようで、なるほど!という感じでした。

こんな風にプロジェクトに心血を注ぐえりさんですが、メンバー募集の段階では、どのポジションができるか迷いや不安があり、初めから自信があったわけではありませんでした。マコさんとのメールのやり取りを経て、「プロジェクト・マネージャー」を選びました。

最初に浮かんだのは「プロジェクト・マネージャーって何?」という問い。えりさんにとって「リーダー」は北斗七星のような存在。「マネージャー」というと、メンバーを管理するような存在なのかなと漠然と思っていました。しかし、プロジェクトが動き出してから、現実はその想像とは違っていました。

では、今回の「プロジェクト・マネージャー」とは?えりさんが出した答えは「その人の力を、今、というタイミングで引き出す存在。メンバーが不安やつまずきを感じている時、タイミングを逃さず背中を押す、望む方向へのうながし役」でした。それでレスポンスが早かったのか、と頷けます。

「チームって生き物だから、今だと思ったらすぐ、状況によっては良きタイミングまで待って背中を押したいと思っていて、チームの流れ、雰囲気には敏感でいるようにしています」チームのダイナミクスを体感した者としても、納得のコメントでした。

細やかにチームの流れを捉えていたえりさん。チームの危機や行き詰まりを感じたときはなかったか、素朴に聞いてみました。

「チームの危機もあったけれど、それより、潮目が変わった瞬間の方が良く覚えています。この動きで変わるな、動くなという潮目が変わったというポイントはいくつもあって、それに上手く乗って波を大きくしていました」

改めて自身の役割を見つめ、どうしたいかを具現化した時、一般的なイメージに囚われないその人らしいリーダーシップ・オーナーシップが実現するのだなぁ。えりさんの言葉を聞いて、そんな風に感じました。

スレッドを遡ると、私がえりさんに最初にかけてもらった言葉は

「このチームに失敗という概念はないから、まずやってみよう」

そして、クラウドツールの概念から分かっていなかった私が、ポチポチとジャムボード(オンラインの共有ホワイトボードのようなもの)をいじり出すのです。

次にかけてもらった言葉は

「一歩を踏み出した勇気や存在してくれることに感謝。仲間がいて嬉しい。」

そう言われた私は、ミーティングの進行役を引き受けていたし、投げかければ温かい受けとめが返ってくると分かっているから、「調べても分からなかった・できなかった」と伝えて仕事を他者に委ねることもできました。それに対してもこんな風に返してもらえる。

「やってくれようとしてくれる、あゆみさんがいることがこのチームにとって何より尊いよ。」

とにかく、えりさんの言葉を受けた後は、必ず私の手や頭が動いて、何かが進んでいるのです。不安が解けて、やってみたい気持ちがむくむくと湧いて、でもチャレンジだから心地良い緊張と興奮があって、という不思議な状況が続きました。自身の気持ちを伝えるのがとても上手な人なんだなぁ、と改めて思います。

温かいまなざしでチーム全体を眺め、チームのために何ができるか常にアンテナを張っていたえりさんに私が最後に尋ねた質問は「プロジェクト・マネージャーとして成し遂げたかったことは叶いましたか?」でした。

「完成形や天井を設けると、もっといいチームを志向できなくなりそう。個人の成長が無ければチームの成長も無いと考えから、個人が成長できる関わりを続けるし、メンバーが成長を続ける限りゴール・最高は作らないでおきたいなー」

子どもたちが寝静まり、夜も更けてのインタビューでしたが、今からまだまだアイディアが湧いてきそうな気持ちの高まりがあった、楽しいインタビューでした。これからのえりさんのご活躍にも、みなさま注目です!

シングルマザーのスタッフが心を込めて作ってきたMother's Dayキャンペーンは5月末まで。引き続き応援よろしくお願いします!


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