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「普通」って最高やん!!

「最近どぉ」
「普通です」


普通って何だろう。
普段の意味なんてあまり気にしていませんでしたが、改めて考えてみるとやはりよく分からないのです。


僕らの身の回りには「普通」という言葉が溢れている。
でも凄い印象はなく、どちらかと言えば地味でイマイチの印象でしょうか。


普通電車、普通郵便、普通預金などが思い浮かびますが、それより上級のものがあるので特別な感覚はゼロです。通信簿だって同じですね。一般的に普通は「3」で、その上に「4」「5」が存在します。


だから、普通って言われるとちょっぴりガッカリしちゃうのかも。


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普通の反対語や対照語って何だろう。
何となく近くにあった辞書を引いてみると「特別」とか「異常」と言った文字が羅列されている。


特別電車は特急電車のことで分かりやすい。
特別郵便って何だろう。速達のことなのか。
特別貯金なんてあるのかな。定期預金のことなのだろうか。


しかし「異常」という文字はどうだろう。
異常電車や異常郵便、異常預金なんてモノがあれば、あなたは手を出すだろうか。そもそも通信簿で「異常」と評価されたら嬉しくないですよ。


う〜ん、そう考えると少し違いそう。


人は何故か欲深い。
より早く、より特別で上等なものを良しとする。
本当にそうなのでしょうか?


普通電車だって数え切れないほど良いことはあります。
先ず、圧倒的に空いているし、特別料金が不要なので乗車券のみで特急券は不要。だから安い。それに特急や急行と比べても、それほど到着時時刻に差がないことが多い。


また、ゆっくり読書ができるだけでなく、流れる車窓からは素敵な景色や季節の匂い、時には人々の生活を感じることができます。学生たちの話す姿や高齢者たちの会話、仲睦まじい夫婦の姿や子供連れの家族が入れ替わり通り過ぎて行く。


「普通」は確かにスピード感はありませんが、徐々に確実にコツコツ前進している。間違いなく前に進んでいるのであり、決して後退しているのではない。


優秀な学生や社会人に意見を伺うと決まってこう言います。
「当たり前のことを、当たり前にすることが大事なのです」
ここには特別なモノも、異常なモノもありません。
ゆっくり前進しているのです。


だから、ゆっくりでも良いのです。
徐々に前進して、コツコツ積み上げてさえいれば良い。
それを僕たちは「普通」と呼んでいるのです。
だから「普通です」と言うのは、最高の勝ちパターンなのです。


妻からLINEが来ている

「ねぇ、この間送った書類だけど、サインして返送してくれた?」
                          「あ、は、はい」
「勿論、速達で送ってくれたよね?」
                       「え、普通郵便だけど」
「もー、おっそ」


こんな事もたまにあるけど。


最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
随分涼しくなってきましたね。気持ち良い秋を楽しみましょう!🍁


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