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するべきは隠さず根本から直すこと。恋愛だけの話ではない。人として。

ここでは、離婚のこと、おひとり老後の備えのこと、日々感じていることをnoteしています。今回はその10回目。誰かに何かを伝えるというよりは、連載型の私自身の思い出の備忘録に。徒然なるままに書いていることをお許しください。

離婚してしまったものの、結婚したのがこの人で良かった、ほかの人なら無理だったと思っている。なぜなら彼と出会うまでの私は本当に悪い人だったから。

結婚してからはそんな悪い自分を隠していた。悪い部分がなくなったわけではなく隠していただけ。そして私はそれをすっかり忘れてしまっていた。
時とともにそれがじわじわとと漏れ出ていたのだろう。
彼はそれに気が付いて、「〇〇は(私の名前)離婚したら絶対に再婚できない。」と断言していた。それは予言だったと言える。にわかに現実味を帯びてきている。悔しいが事実。

そう言われた時は離婚の話は全くでてない時だった。私は結婚生活では悪い自分が出ないように気をつけていたから、そんなことを思われるはずはないと思っていた。それに仮に多少嫌な面がでてたとしてもそれはお互い様。私だって相手のここは嫌だけど我慢しているという部分がある。だからそれを素直に受け取れなかった。

しかーし、これではだめなんだ。
だってそれは危機が忍び寄るサインなのだから。

そんな危機についてはひとまず置いておき、私の悪い部分を告白します。私の悪を3つに分けるとこんな感じ。

井の中の蛙編(自分をすごいと勘違い)
・仕事ができると思っている
・自分の考えがいつも正しいと思っている
・仕事をさぼっている人が心底嫌い

裸の王様編(自尊心強い)
・こだわりが強い
・意にそぐわないことにすぐ不満を言う
・文句調、提言調、正論調
・人を尊敬しない ←最もいけないところ。改善を誓う。
・人の言うことを素直に聞かない
・嫌なことがあるとすぐ縁を切る ←離婚でもやっちゃったのかな。そのつもりではないけれど、結果的には。

未熟者編(器が小さい)
・ケチ
・細かく調べてあれやこれやと悩む
・省エネ、合理性を追求、よって笑顔がない
・自己表現が苦手

今、それらを真剣に直そうとしている。

人生振り返ってみても、それがダメ、その態度がダメと指摘されたことがほぼない。それどころか、私を好きといってくれる人達がいたために、思いあがって勘違い三昧で過ごしてきた。それによりちょーわがままだった期間が私にはふんだんにある。

これまでのお付き合いではみんな優しくて、仕事の仲間も優しくて、私の悪い部分を見て見ぬふりをしてくれていたと思う。お付き合いした人だけではない。これまで私に関わってくれた人たち全てが優しかった。なのに、、、

私は人を尊敬することができず、自分の考えが絶対的に正しいと思って生きていた。怖。自己中わがまま期にお付き合いした、ないしはその手前のデートのお相手にいつもイライラしていた。色々なことが気に食わなかった。
そもそも私を好きだなんて、自己肯定感が低すぎる。とか、自分の仕事は忙しくてしんどくて、相手の仕事は楽と決め付けていた。

お門違いである。
周りにいてくれた人は、みな優しかった。
単に私に優しいのではない。心が優しい人達ばかりだった。
そしてとっても人格者で、正しく育っていて、ひねくれていなかった。

仕事に関してもこんなにド・ストライクな井の中の蛙がいるんだろうか。全く自立していないし、誇れるような経験も実力も資格もない。ちょっと気が回る。くらいでーどうしてそんな自信に満ちてしまったのか。

それは一人が好きで生きてきてしまったからなのかもしれない。周りが見えていなくて、比較ができないから自分の立ち位置が分からない。子供によくある、それ!それがそのまま大人になってしまったのかも。。

ダメだと否定されることなく育ってきて、結果優しい人ばかりが周りにいたのは、私自身がはっきり言う人や対立した人とは関係を断ってきたからなのかも知れない。間接的な方法だったとしても、折角指摘してくれた人を受け止めてこなかったと反省する。コミュニケーションを面倒くさがってはだめ。過去の自分に伝えたい。

結婚に関しては少し違っていた。野放しにわかままをしていたわけではない。それらの悪を私はとにかく出さないように気を付けていた。
彼がやることに文句は言わず、気になることも自分が気持ちを納めれば大事に至らないと思って我慢していた。仕事と家庭の両立も頑張った。
離婚までに至るような決定的な悪いことはしていない。
決定的なことはしていなくてもじわじわ系はしていた。それは離婚後から気がついたのだけれど、これが良くない。

そういえば、前に書いたトラウマ彼氏にも最後の最後にこう言われた。
私は未熟だと。
自分では気がついていなかった部分。ほら、誰からも何も注意を受けたことがなかったから。
でもそれを真摯に受け止め、自分を変えようとした。本来はこうやって育っていくのだろう。でも、力及ばず結果的に未熟に戻ってしまったようだ。

未熟な私はやはり未熟で
悪い部分がふとしたところで顔を出す。
だからうわべを取り繕っても、自分の悪い部分をしっかり取り除いておかないと結局は振り出しに戻ってしまうんだ。

後悔してもどうにもできない、恨めしくても誰も恨めない。
だからこの先自分が変わるしかない。

するべきは根本から直すこと。恋愛だけの話ではない。
人として、である。
そんなことを思っている。

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