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Mille Miglia 2022を楽しむ旅

みなさん、「ミッレミリア(Mille Miglia)」というイタリアで行われるクラシックカーレースのイベントをご存知でしょうか?
イタリア北部の都市ブレシアを出発して南下し、フェラーラやサンマリノ共和国など経てローマへ。さらにローマから北上してブレシアへ戻るという道のりで、1000マイル(イタリア語で mille miglia = ミッレ・ミリア、1600km)走ることから名づけられた公道を走る自動車イベントです。

実は、この「ミッレミリア」、1927年に始まったときは時間を競う公道レースでしたが、1957年に観客を巻き込む死亡事故を起こしてしまい、翌1958年からレースは中止されました。しかし1977年に、1927年から1957年までに参戦したクルマとその同型のクルマのみが参加できるイベントして再開され、以後、毎年行われるようになりました。

ちなみに2019年までは毎年5月に開催されていたのですが、コロナウィルス感染のため、2020年は10月に、そして2021年以降は6月の開催となっています。

いずれにしても、毎年400台以上の古いクルマが世界各国から集まる「ミッレミリア」。

そんな「ミッレミリア」を楽しむ旅は旅行会社が企画するパッケージツアーのようなものはなく、またオーダーメイドで組んでもらうには高額となるため、自分で企画して交通手段や宿泊も自分で予約、自由気ままなに過ごす旅を計画しました。
2022年6月、そんな気ままなイタリア旅の記録をつづりたいと思います。

まずは計画編から。



①まずは旅の計画から

写真撮影が趣味の私にとって、旅の目的は「ミッレミリア」をカメラに収めること。
とは言っても夫婦二人の旅なので、妻にも行きたい場所やしたいことなど希望を聞きながらプランを検討。

ちなみに「ミッレミリア」は、イタリア北部ブレシアを出発して南下しローマへ行き、さらにローマから北上して再びブレシアへ戻る3泊4日のクラシックカーのツーリングイベントなのですが、毎年通過するルートは違います。
まずは「ミッレミリア」のHPで開示されるRoadmapを確認して、撮影地点をどこにするかを検討しました。
1000 Miglia

その結果、スタート地点であるBresciaと4日目にMonzaでミッレミリアを楽しむこととし、また妻の希望も加えて、Como湖畔のリゾート滞在と買い物を楽しむためにBolognaにも宿泊する行程を組み込みました。

また飛行機については、コロナウィルス感染やロシアによるウクライナ侵攻により、航空会社の運航休止やロシア上空を回避する迂回ルートなどもあり、当初計画していた名古屋セントレア空港からフィンランド航空がヘルシンキ経由でミラノへ行くルートが利用できず。
いろいろと調べた結果、エミレーツ航空で関西空港からドバイを経由してミラノへ行くルートを選択することにしました。

そしてコロナウィルス対策として、帰国前48時間以内にPCR検査を受けて陰性証明書をもらうために、ミラノマルペンサ空港近くで最後に1泊も。

なお、行程は以下の通りです。

  • 6/10 関西空港からMilano Malpensa空港へ

  • 6/11-13 Como湖畔2泊

  • 6/13-15 Brescia 2泊

  • 6/15-17 Bologna 2泊

  • 6/17-20 Monza 3泊

  • 6/20-21 Malpensa 1泊

  • 6/21 Malpensa空港から関西空港へ

②そして予約手配で準備万端

旅の計画が決まったら、まずは航空券の手配へ

私の場合、ホテルの予約を合わせて行いたかったので、航空券の手配もBooking.comを利用しました。

ちなみに飛行機を比較検討しながら航空券を予約したい方には、Booking.comの他にもAgodaやExpediaのサイトもありますので、そちらを利用してもいいかと思います。

そしてホテルの予約について

宿泊場所はコモ2泊、ブレシア2泊、ボローニャ2泊、モンツァ3泊そしてマルペンサ1泊。
Booking.comで検索し、口コミ評価も参考にしながら、朝食付き&直前までキャンセル無料の条件で、自分たちに合ったホテルを探しました。

ちなみにコモはリゾートなので湖畔にある3つ星ホテル、ブレシアとボローニャはB&B形式のアパートメント、モンツァはこの旅で一番いい感じのラグジュアリーホテル、そしてマルペンサはPCR検査のために帰国前日に泊まるだけだったのでB&Bのロッジを予約しました。

現地での移動手段の予約について

宿泊する都市間の移動は基本的には鉄道を利用するため、Trenitalia(トレニタリア)とTrenord(北イタリア鉄道)のアプリで会員登録してチケットをネット購入。
EN - Trenitalia

ちなみにチケットは会員登録しなくても購入できるのですが、やはり会員登録することをお奨めします。
そしてチケット購入するときの注意点について。
特急券は等級(Standard、Premium、Businessなど)があり、また変更や払い戻しのできる普通チケット(Base)と割引チケット(EconomyやSuperEconomyなど)がありますので、それぞれのチケットの特徴をしっかりと理解した上で購入すること!
詳しくは、別の記事で紹介したいと思います。

その他の事前予約について

まず一番は、帰国前のPCR検査の予約。
実は帰国のためのイタリア出発が火曜日だったので、2日前の日曜日に検査でき、日本書式の陰性証明書を受け取ることができる場所がなかなか見つからず。
結局、ミラノマルペンサ空港のシェラトンホテル横に検査センターがあったのでそちらを予約することに。PCR検査代は2人分で240ユーロ(日本円で33,600円)、日本に帰国するための必須事項でしたが、やはり高額の出費でしたね。

それからイタリアでのインターネット利用のため、GLOBAL WiFiのレンタルサービスの申込み。
空港や各種店舗、そしてホテルでも無料WiFiサービスはありますが、やはり市内滞在時に位置情報などWeb検索したいときに備えてポケットWiFiは便利ですね。
他に、プリペイドeSIMを利用した方が手軽かもしれませんが、私の場合、携帯の他に旅先でパソコンでも利用したかったし、妻の携帯も同時に使うことを考えて海外WiFiレンタルを選択しました。

そのほかの準備としてはワクチンパスポートや帰国時の検疫手続事前登録(ファストトラック)のための携帯アプリ設定、そしてチケットやホテルのバウチャーを印刷。また、パスポートのコピーやクレジットカードのいざという時の連絡先リストなども忘れずに。
これでまずは準備万端かな。

③いざ出発、旅行の始まりです

日本からイタリアへ

2022年6月10日(金)、新幹線で新大阪まで行き、特急はるかで関西国政空港駅へ。もちろん、マスク着用。
23時45分発のエミレーツ航空317便でドバイへ向かうのですが、コロナ禍の深夜便で空港内はほどんど人がいない状況。
荷物検査や出国手続きもスムーズというよりも、ほんとあっさり通過。
また、エミレーツ航空の機内も搭乗率は3割程度という感じ。
そして、早朝、ドバイ空港到着、ちなみにフライト時間は約10時間でした。

ドバイ空港

ドバイ空港は到着した早朝は閑散としていましたが、エミレーツ航空はコロナ禍でも安全性を確保しながら飛行機を運航させているとのことで、乗り継ぎ時間を待つ間に続々と人が増えてびっくり。
イタリアのミラノマルペンサ空港へフライトする205便はほぼ満席でしたね。

ちなみに私たち以外の日本人搭乗客は、アメリカ人と結婚した女性を一人見かけたくらい。ヨーロッパにおいてコロナ感染が収束に向かいつつある時期とは言え、日本人の旅行者はほとんどいなかったです。

イタリア時間14時20分、マルペンサ空港へ到着。
そしてイタリア入国もすんなり、預けた荷物もすんなりと受け取ることができました。

イタリア滞在①コモ編

イタリアの旅、最初の目的地はコモ(Como)。
コモはコモ湖の南端にあるスイスとの国境となる都市で、ミラノから特急で40分ほどの距離。
実は当初、ミラノに宿泊するプランを立てたのですが、ちょうど国際家具見本市開催中で、なんとホテル代が通常の3倍価格となっていました。
それならいっそのことコモ湖畔のリゾートに宿泊する方が割安になるとの思いで、コモに宿泊することを選択。
その選択は結果として満足できる旅の始まりとなりましたね。

マルペンサ空港到着後、ミラノ行きのマルぺンサエクスプレスに乗り、途中のサロンノ(Saronno)で下車。サロンノからは北イタリア鉄道(Trenord)の普通列車に乗り換えてコモ・ラーゴ(Como Lago)駅へ。
この日は土曜日、週末にコモで過ごす地元の人たちが多いようで、普通列車も結構混んでいましたね。もちろん、この時期、乗客はマスク着用でした。

コモの宿泊先は湖畔近くにある『ホテル・メトロポール・スイス(Hotel Metropole Suisse)。

リゾートシーズンに入る週末の宿泊だったので予算的にはちょっと・・・とも思いましたが、時差ぼけ解消でのんびり過ごすために割高でも仕方ないと決めました。

ホテル・メトロポール・スイス客室からの眺め

なお、コモ2泊の滞在では、旧市街や湖畔をゆっくり散策したり、ホテルで部屋からのんびりコモ湖を眺めたり。また地元の雰囲気を味わうためスーパーや商業店舗へ出かけたり。
そんな時間は海外へ出かけるときには大変貴重だと思いますね。

また週末にコモ湖畔では地元のクラシックカー愛好家の集まりがあり、思いがけず見たことないクルマにも出会うことができ、ほんとラッキーなこともありました。

地元ベテランカークラブのミーティング

イタリア滞在②コモからブレシアへ

6月13日(月)、コモからミラノを経由してミッレミリアの聖地ブレシアへ。

コモのサン・ジョバンニ駅からスイスとの国際列車ユーロシティでミラノ中央駅へ行き、トレニタリアの特急列車Frecciargentoに乗り換えてブレシアへと向かいました。

サン・ジョバンニ駅に到着したユーロシティ

ちなみにユーロシティで1等車に乗車したときのこと。
1等車は左右に1席と2席に分かれていて比較的ゆとりがあった反面、スーツケースの置けるスペースは席の背中合わせの床部分でちょっと幅が狭い感じ。
あいにく、私たちが持参した中型のスーツケース2個のうち1個は、その床部分には狭くて入らず、棚の上に置くことになり、結構苦労しました。

それに対して、ミラノから乗り換えたトレニタリアの特急は2等プレミアムクラスでしたが、スーツケース2個とも背中合わせの床部分へ楽に収めることができたことは有難かったですね。

イタリア滞在③ブレシア編

ブレシアでの私たちが選んだ宿泊先はB&Bアパートメント『Loft25』。
°HOTEL LOFT25 BRESCIA (Italia) - da 104 € | HOTELMIX
Loft25を選んだ理由は、アパートメントなのでホテルに宿泊するよりも安価なことと、部屋もオーナー自らがリフォームしたすっきりとした雰囲気だったこと、そして部屋がミッレミリアのコースに面していて2階ベランダから通過する参加車両を眺めることができることでした。

Loft25の入り口横のキーボックス

なお、Loft25のチェックインはWeb上で行い、宿泊当日にメールで玄関にあるキーボックスの4桁番号を教えてもらい入室する方式。
事前に予約メールでやり取りしていたので、トレニタリア特急でブレシア駅に到着後、タクシーでLoft25へ向かいましたが、玄関は無人でフロントもなくても特に心配はありませんでした。

Loft25到着後、事前にオーナーから教えてもらったコインランドリー(Lavanderia Self-Service)へ妻と一緒に行き、洗濯タイム。
ランドリーにはお客様のお世話をする女性がいて、洗濯機や乾燥機の操作から出来上がった洗濯物の折りたたみもしてくれました。下着はちょっと恥ずかしかったけどね。

Lavanderia Self-Service AD ACGUA

そしてコインランドリーで洗濯物を洗っている間に、ロッジア広場まで行ってまちの様子を見ながら、カフェでしばし、ビールタイム。
なんとビールを注文したらブルスケッタやサンドイッチのサービスがあり、ほんと大感激。
そう、ブレシアは地方の工業都市なので、もともと地元客のためのサービスなんでしょうね。

ビールを注文したらおつまみたっぷりサービス

なお、ミッレミリアの本番は6月15日(水)がブレシアからのスタート日。
スタート前々日からブレシアへ来た理由は、前々夜祭からイベントが企画されているので、本番の下見を兼ねて、徐々に盛り上がってく街の様子を見たかったこと。
まあ、ゆったりとした旅をしたいとの思いが強かったということかな。

ブレシアでのミッレミリアを語りだしたら、切りが無くなりそうなので次の機会にアップすることとし、ここでは写真を少しだけ紹介しますね!

ヴィットーリア広場にて
カステーロ通りを走るランチャ・ラムダ
ヴィットーリア広場から出てくるアルファロメオ
アルナルド広場にてOM
サン/ファスティーノ通りを走るトライアンフ

イタリア滞在④ボローニャ編

ブレシアからボローニャへはトレニタリアFrecciargentoで1時間45分ほど。

ボローニャの宿泊場所は駅前に面した複合施設の中にある『Due Agosto Apartments』。
このアパートを選んだ理由は、駅前立地の1階に商業店舗がある、日本で言えばマンションの一室(1LDKタイプ)に泊まりたかったことかな。

アパートメントから中庭の眺め

アパートメントのチェックインについて。
事前にメールで打ち合わせを行い、6月15日、ブレシア17時00発のトレニタリアに乗車した時点でスタッフに最終確認の電話をして、複合ビル入り口で落ち合いました。
そして一緒に6階の部屋まで行き、部屋の内部や設備についてひととおりの説明を受けました。なお、手渡された鍵の束にビックリ。
部屋の鍵の他に、複合ビル入り口の鍵、住居専用エントランスの扉の鍵、2階に上がる共用階段前の鍵などで、その束が2つありました~。

室内にはシステムキッチン、そして洗濯機やアイロン台も完備されていて、ボローニャ駅前にちょっと住むような感覚。
なんと言っても、1階にカフェやレストラン、そしてジェラート屋さんにファンシーショップや本屋などもあり、ボローニャ市内の観光やショッピングから帰ってきた後も心身ともに癒される空間となっていましたね。

6月16日(木)、ボローニャの一日。
朝食は1階カフェにて甘いパンとカフェラテで軽めの朝食。

カフェでの朝食

そしてゆったりとボローニャの旧市街へ。
まずは妻の希望でYoutubeで知ったコスメのお店でスキンケア用品を購入。あとはウィンドウショッピングでまちをぶらぶら。

マジョーレ広場のネプチューン噴水前の水飲み場

マジョーレ広場では野外イベントが行われていて市民で賑わっていました。
日本では屋外でもみんなマスク着用ですが、こちらでは屋外でマスクしている人をほとんど見かけず。
もちろん、私たち夫婦もマスクなし。日本もいつになったらマスクをしない普通の生活に戻るのだろうか・・・なんて思ってしまいましたね。

それから、まちを歩いていると通りの店先の店員に、「ニイハオ!」と呼びかけられたのには、ちょっとショック。
私たちが日本人に見えなかったのかも。
ま、私たちもまちなかで日本人に遭遇することは全くなかったし、中華系の人たちがイタリアにも多く在住しているということで、それも当然のことと受け止めるべきなのかな?

アパートメントの1階にあったファンシーショップにて
まちなかを走る観光列車
生ハムにビールは最高でした!

ともあれ、ボローニャ2泊は楽しく過ごすことができましたね。

イタリア滞在⑤モンツァ編

6月17日(金)、ボローニャからモンツァへ。
トレニタリア特急でミラノ中央駅まで行き、そこからローカル電車でモンツァ駅へ。

ボローニャからトレニタリアに乗ってミラノへ

今回のイタリア旅、最後の目的地モンツァ。

ミッレミリアの最終日、参加車両はパルマを出発しゴールのブレシアを目指すのですが、途中モンツァサーキットに立ち寄ることになっていました。

また同時にMIMO(ミラノモンツァモーターショー)がミラノとモンツァで開催される予定だったので、大都市ミラノは相当混雑だと思い、ゆったり楽しみには断然モンツァが良いと思い、モンツァに決定。

そして、どうせモンツァに泊まるなら、モンツァ宮殿が見えるラグジュアリーなホテルが良いとのことで、ホテル・デ・ラ・ヴィレ・ モンツァ(Hotel de la Ville Monza)に3泊しました。
Hotel de la Ville: il 4 stelle lusso a Monza | Hotel de la Ville

ホテル・デ・ラ・ヴィレ・モンツァの夜景

モンツァ駅からホテルまではタクシーを利用しましたが、運転手さんが「モンツァは初めてなら是非とも旧市街も案内します」とのことで、ちょっと遠回りしましたが10分ほどでホテルに到着。

『Hotel De La Ville Monza』。
とても落ち着いた雰囲気で、宮殿もすぐそこ。そしてゆったりとした気分で朝食も楽しむことができ、ほんと最高の気分にさせてくれるホテルでした。

また旧市街にあるドォウモ広場などへも、のんびり歩いて15分ほど。とてもこじんまりとした雰囲気の旧市街は観光もショッピングもしやすかったですね。

Rinascente Monzaというデパートの建物
ホテルの朝食、スパークリングワイン付きで
モンツァ宮殿、夜のライティング

さて、モンツァでのミッレミリア(Mille Miglia)とモーターショー(MIMO)の観戦については話しが長くなりますので、写真を少しだけとし、別の機会にしますね。

ミッレミリアの参加車両、ブガッティ
モンツァ公園内を走るメルセデスベンツ
ホテル前からモンツァ公園へ向かうランボルギーニ
宮殿前に停車したモーターショーの参加車両
モンツァサーキットにて

モンツァでの3泊4日の滞在では、ほんとよく歩きましたが、疲れを感じさせないくらいの楽しいひとときでした。

イタリア滞在⑥マルペンサ編

6月20日(月)、これが最後の滞在地、マルペンサ。

イタリアから日本に帰るためには、イタリアを出発する48時間以内にPCR検査を受け、陰性証明書をもらわなければなりませんでした。
そこで、帰国前日にミラノ・マルペンサ国際空港に隣接したシェラトンホテル横にあるPCR検査センターに行き、検査してから結果を待つこととなりました。

マルペンサへはモンツァ駅からローカル電車でミラノ中央駅まで行き、そこから空港直行バスを利用。
PCR検査前に時間があったので空港内のレストランで軽食を取り、検査後、空港近くにあるロッジ風のB&B『La Casetta』へ向かいました。

空港ターミナル間の送迎用無料バスを利用してカーゼ・ヌオーヴェで途中下車し、La Casettaまでスーツケース2個を引いて歩きましたが、太陽が照りつけるなか、とても暑かったですね。

炎天下を歩いてLa Casettaへ

それはさておき。La Casettaのチェックインについて。

オーナーが留守ということで、門扉の横にあるキーボックスの解除番号4桁を事前にメールで教えてもらい、セルフチェックイン。
セルフチェックインは慣れてしまえば、ほんと便利ですが、やはりメール等で事前にやり取りをしっかりと行うことは大切だと思います。

門の外から見たLa Casettaの客室

実は私たちが部屋に入って寛いでいたら、門から中に入れずに大きな声で叫ぶ人が窓越しに見えたので、部屋から出て事情を聞きに行くと、今日宿泊する予定で来たので開けてくれとのこと。

タクシーで来たというアメリカ人家族らしく、聞けばセルフチェックインについて聞いていないとのこと。実は携帯電話が壊れてしまい、案内メールを受けとっていなかったようでした。

仕方がないので、休暇中のオーナーの携帯番号を伝え、タクシー運転手のイタリア人から電話してもらいました。

オーナーからは、チェックインに際し、身元確認用にパスポートのコピーが欲しいとのことで、私がそのアメリカ人家族のパスポートを見せてもらい、携帯でカメラ撮影し、オーナーまでメール送信。

そして、やっとその家族は無事チェックインすることができました。

可愛らしい雰囲気の部屋

ま、そんなことが一段落して、部屋に戻り、ちょっと休憩しながら荷物の整理をしていたら・・・。

メールでPCR検査の結果が入り、夫婦ふたりとも陰性。
これで無事、日本に帰れることとなりましたね。

そしてイタリア滞在、最後の夕食はオーナー推奨のお店「Samarcanda」にて。

「Samarcanda」にて

そして6月21日(火)、ミラノ・マルペンサ国際空港14:05発エミレーツ航空206便でイタリアを出発。ドバイを経由し、乗り換えて関西国際空港へ無事帰国となりました。

④旅を終えて感じたこと

2022年6月、まだまだコロナ禍の下、特にオミクロン株感染拡大も危惧されるなか、それに加えてロシアのウクライナ侵攻が止まぬ状況のなかでの3年ぶりの海外旅行。

いざというときの状況も頭に入れながら、下調べを慎重に行い、飛行機や鉄道など交通機関とホテルなどを自分たちでWEB予約。

ほんと、いろいろと考えなきゃいけない旅行プランでしたが、いざ、イタリアへ到着すると、まちなかはマスクなしで出歩く人が大半で、もうコロナが終焉したような雰囲気。イタリア人の笑顔や話し声がとても明るく感じましたね。

やはり、人生は長いようで短いもの。

何があっても自己責任。リスクはあっても楽しみたいと思ったらその機会を逃さないことだと思います。


最後におまけ。
モンツァサーキットの駐車スペースで撮影したMIMO参加車両を動画で撮影したものです。


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