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北海道・余市のニシンは酒にもごはんにも合う美味しさでした

 今年の大型連休、夫婦で出かけた場所の中で、自宅のある宮城県南部からの移動距離的に一番遠かった町は、北海道の余市町(よいちちょう)だろう。

JR余市駅
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台。中島みゆきさんの主題歌も名曲。
ニッカウヰスキーの工場

 ニッカウヰスキー蒸溜所見学は予約制のため、今回は外から眺めたのみ。
 代わりに、「道の駅 スペース・アップルよいち」を少しだけ見学。

宇宙飛行士の毛利衛さんは北海道・余市町出身
こちら側からの北海道のシルエットは新鮮


こちらはすでに葉桜だったけれど、道中ではまだあちこちで桜が咲いていました。

 久しぶりの行動制限の無い大型連休ということもあってか、観光施設はどこも家族連れで大にぎわい。
 やっと人が戻ってきて良かったね、と思いつつ、けれどパンデミック以前から個人的に混雑は苦手なので人の少ない公園や通りを散策した後、JR余市駅の中の物産コーナーでお土産を購入して帰路についた。
 次は蒸留所見学を予約して再訪したいと思う。

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 余市町で買ってきた、自分へのお土産がこちら。

丸イ伊藤商店の「骨まで食べられる やわらか一夜干しにしん」
大正九年創業!創業百年の老舗の逸品


 「これ絶対美味しいやつ」
 「電子レンジで温めるだけだから楽だし」
 「帰った日は多分ごはん作るのメンドクサイ~ってなるから、晩酌はこれで良い?」
 「んだんだ、これにすっぺ」

 そう夫婦で話して購入したのだが、帰宅途中でトイレ休憩に立ち寄った岩手・山田町の道の駅で鮮魚を衝動買いしてしまったのは、先日のnoteに書いたとおり。
 そのため、こちらを開封したのは北海道から戻った翌々日のこと。
 包装紙から取り出し、説明書きの通りビニールの内袋のままお皿に載せて、レンジで加熱すること2分。
 袋から出せば、にしんの一夜干しの煮物がつやつやキラキラと光っている。

にしんの一夜干し

 箸にとれば、ほろりと身が離れてくる。けれどバラバラにはならず、しっかりとした身。
 口に含めば、予想外の上品な美味しさ!
 原材料はにしんと塩のみ。こってりとした味付けの煮付ではなく、にしんそのものの旨味が、ふわーっと口いっぱいに広がる美味しさ。
 そして、骨が!骨がまったく気にならない!!!
 「骨まで食べられる」の商品名に偽りなし。

 あんまり美味しかったのでネットで検索したところ、通販でも購入出来るようだ。

 これは嬉しい。リピート決定!
 味付けが濃過ぎないので、自分用はもちろん、年配の親族等への贈答品にも良さそうだ。

 旅先で美味しいものや素敵な景色を楽しむだけでなく、帰宅後にこういう美味しいものとの出会いがあるのも、旅の楽しみのひとつかもしれない。

 余市町、行ってよかった。また行きます。

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