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岩手・田野畑村の「鵜の巣断崖展望台」へ
今回の大型連休、北海道から八戸経由で宮城に戻る途中で「鵜の巣断崖」に立ち寄った。
三陸道のICも設けられている岩手県の「鵜の巣断崖」は、生まれも育ちも宮城県石巻市の夫が、以前から気になっていた場所だという。
鵜の巣断崖があるのは、岩手県下閉伊郡田野畑村。
田野畑村のホームページや「道の駅たのはた」の公式サイトでも紹介されている海岸景勝地なのだが、その名のとおりウミウの営巣地でもあることから積極的に観光地として宣伝はされておらず、展望台と遊歩道はあるものの土産物店といった観光施設は全く設けられていない。
そのため、訪れる人も少なく、穴場の絶景スポットなのだという。
弧状になった圧倒的な高さの断崖絶壁が5層に渡ってそそり立つ。「陸中の赤い壁」とも呼ばれる海岸景勝地「鵜の巣断崖」をご存知でしょうか?
リアス式海岸特有の複独特な海岸美、そして赤松の群生とエメラルドブルー海の色彩が調和した、岩手県屈指の絶景スポットなんです。
三陸道を「鵜の巣断崖IC」で降りて、案内標識に従い車を走らせること5分ほど。穴場スポットと言われているだけあって、連休最終日の昼間にもかかわらず、私と夫が訪れた際に駐車場に停まっていた車は数台だった。
車を停め、鵜の巣断崖の展望台へと続く遊歩道を歩き始める。地面に間伐材を使用しているという遊歩道はふかふかとした歩き心地で、疲れを忘れさせてくれる。
展望台の少し手前には、作家 吉村昭氏の文学碑もあった。
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そこからすぐ先に、海が見えた。
私と夫は同時に歓声を上げた。
広がっていたのは、予想をはるかに超える素晴らしい景観だった。
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私の写真よりも夫が撮ったもののほうが綺麗で迫力が伝わるのだが、今回は載せずにおこうと思う。
このnoteをご覧くださった方々が現地に足を運んだ際の楽しみを残すために。
駐車場や遊歩道が整備され、田野畑村や道の駅の公式サイトでも紹介されているとはいえ、先述のとおり、現在この場所は観光地として大々的に宣伝されてはいない。
それゆえ、実は今回この場所を訪れたことをnoteに書くのにも、少しためらいもあった。
八戸を出て大槌町に向かう途中で立ち寄った場所なので、順番的には昨日アップした大槌町の記事の前に掲載するべきなのだが今日になったのも、そのためである。
自然保護と観光との両立は、難しい。
フォローしてくださっている方々や、フォロー外あるいはnoteの外からでも何かのきっかけでこのnoteに目を止めてくださった皆様には、是非、そっと足を運んで、その素晴らしい景色を楽しんでいただきたいと思う。
素晴らしい景観とウミウたちの命の営みがこれからもずっと守られてゆくことを、心から願っている。
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