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組織変革の4321とは!?


お盆休みが暇な人へ。
『組織改革の4321』組織を改革しよう!と意気込んで変革チームを組成することは多々ある。ただ、そこで多くの落とし穴に遭遇する。落とし穴を整理してみよう。

①多くの人を巻き込みすぎる

とにかくいろんな部署からいろんな役職の人を呼びまくる。気づけば20名とか30名とかに。『社会的手抜き』という社会心理を心得ていたらダメだとすぐ分かるように、人は大多数になるとサボる。セミナーの後ろで寝てる人が悪いのではなく、寝てても大丈夫だろう!と思わせる人数で実施する環境が悪い。まずはスモールスタートだ。

②全部署から満遍なく呼ぶ

これもダメだ。平等の名の元に全部署から招聘する。呼ばない部署があると不公平と言われるじゃないか!とその気持ちは分かるがどうしても人数が膨らむ。加えて参加部署数が増えるとセクショナリズムの温床にもなる。

③公募と推薦を織り交ぜない

もちろん全てのメンバーを名指しの指定にすると、呼ばれないメンバーはヘソを曲げる。なのでまずは公募だ。プロジェクトの意味や意義、トップの想いなどを綴り。組織の変革を共に歩むメンバーを全社から招集する。これで平等性はクリア。あとは④に出てくるフーリガンや野次馬は公募では手を挙げないので、こちらで名指しで推薦指名していく。この公募と推薦のハイブリッドが肝だ。

④やる気のある人だけ呼ぶ

「組織改革の4321」ってのがある。やる気のある人を読んで、改革だ!とその気持ちは分かる。だけどそれでは上手くいかない。組織改革の根本は『影響力はあるがネガティブな人をどう変身させるか』だからだ。組織改革の4321とは
ポジティブ、ネガティブと影響力のある、なしでマトリックスを組む。それぞれを以下で定義し、組織変革の構成メンバーは以下で組成する。

〈組織改革の構成メンバー〉
・イレブン
ポジティブ×影響力あり 4割
・サポーター
ポジティブ×影響力なし 3割
・フーリガン
ネガティブ×影響力あり 2割
・野次馬
ネガティブ×影響力なし 1割

さて、自分たちの組織改革メンバーが上記な割合で組成されてるか考えてみて欲しい。ほとんどのケースがイレブンとサポーターばかりで組成してないだろうか。実は2割のフーリガンがポイント。彼らがマジョリティのイレブン、サポーターの影響を受け、『連合の法則』でポジティブに変わっていく。それを見てフーリガンも変わっていく。活動を通じて変革メンバーが皆ポジティブになる。それらを変革メンバー以外も知ることで、組織が変われると認識されていく。という流れが必要なのだ。

このように組織変革では何をするか?の前にどんな体制でスタートするのか?の入り口で全てが決まる。ここがズレると全てがムダに終わる。最初が肝心だ。あとはビッグサクセスではなくスモールサクセスも狙って活動を開始する。どんな活動が良いかはまたお話ししよう!ではまた!

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