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とおくへにげたい♨️旅館・ホテル宿泊記

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趣味の国内逃避行で訪れた温泉旅館やリゾートホテルの宿泊記をまとめています。
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#伊豆

谷川の湯 あせび野(静岡・湯ヶ島温泉)宿泊記*2019年1月

川のせせらぎに癒される、居心地のいいハイセンスな宿今回宿泊した「谷川の湯 あせび野」は、中伊豆・天城湯ヶ島温泉の宿です。玄関前に車を止めると、すぐにスタッフが乳母車のような籐のかごのカートを押して出迎え、荷物を手際よく乗せてロビーへと案内してくれました。 ロビーは上階まで吹き抜けになっていて、天井まで高さがある大きな窓からは、猫越川の流れと対岸の自然林が一望できる、とても解放感のある心地良い空間です。 こちらでお菓子とお茶をいただきながらチェックイン手続きをします。

桐のかほり 咲楽(静岡・今井浜温泉)宿泊記*2018年10月

4室という規模ならではの、行き届いた細やかな配慮が心地よい宿 今回訪れた「桐のかほり 咲楽」は、東伊豆・今井浜海水浴場を見下ろす小高い丘の上に建つ、4室のみの小さな宿です。伊豆急「今井浜海岸」駅のすぐそばで、電車でのアクセスもとても便利です。 到着すると、囲炉裏のあるロビーで抹茶と自家製の栗茶巾絞りをいただきながらチェックインを行います。その後、食事処や貸切風呂の説明を受けながら客室へと案内していただきました。 [客室]桐のぬくもりに癒される和洋室のお部屋今回は1階

水のみち 風のみち 湯ヶ島たつた(静岡・湯ヶ島温泉)宿泊記*2018年8月

伊豆箱根エリアで唯一川床料理が楽しめる魅力満点の宿今回宿泊した「水のみち 風のみち 湯ヶ島たつた」は、伊豆半島のちょうど中心に位置する湯ヶ島温泉にあります。 本谷川と猫越川が合流する三角州の地に建っており、常に川のせせらぎが聞こえます。こちらは伊豆箱根エリアで唯一、川床料理が楽しめる宿ということで、興味があり訪れてみました。 到着すると、フロントにてチェックインを行います。宿泊カードには、予約時に入力した情報がすべて印字されていたので、確認とサインのみで完了しました。同

花の雲(静岡・伊豆高原)宿泊記*2017年12月

手つかずの森の中で客室露天風呂を堪能できる隠れ宿今回宿泊した「花の雲」は、伊豆高原の別荘地にある全7室のこぢんまりとした宿です。幹線道路から、車がすれ違うのも困難なほどの狭い道に入った先にあり、門の暖簾が無いと旅館と気づかないほどひっそりと佇んでいて、「隠れ宿」と冠しているだけのことはあります。 フロントでチェックインの手続きをし、その際に女将さんから夕食の時間、貸切風呂の案内、チェックアウト時間を淡々と説明され、早々に部屋へと案内されました。部屋へ荷物を運んでくれたスタ

花吹雪(静岡・城ヶ崎温泉)宿泊記*2017年8月

自然の恵みをたっぷり満喫できる、森に佇む温泉宿今回宿泊した「花吹雪」は、伊豆高原・城ヶ崎温泉にある4000坪の森の中に、17の客室と、7つの貸切温泉が点在する旅館です。伊豆急行「伊豆高原」駅から徒歩12〜3分ほどで、電車でのアクセスも便利な立地です。我が家は車で行きましたが、駐車場の案内がわかりづらく、しばらく周辺を迷走してしまいました。宿の正門前に停車し、フロントまで聞きに行ったのですが、チェックイン時間帯でスタッフも忙殺されていたのか、呼んでも誰も出て来ず、到着早々混乱し

青山やまと(静岡・伊東温泉)宿泊記*2017年3月

細かいおもてなしの連続に身も心も癒される宿 海を背にして伊東市街地を山の方へ向かうと、小高い丘の上にこちらの宿があります。車寄せに到着すると、すでにスタッフの方が表に立っており、素早く出迎えてくださいました。こちらはバレーパーキングとなっており、車はキーを預けて駐車場へ回していただきます。 エントランスを入ると、広い下足場とフロントがありますが、チェックインは奥のラウンジでゆったり柚子茶をいただきながら行います。 ラウンジの一角に色浴衣と帯が置いてあり、女性は好きな色柄

おちあいろう(静岡・湯ヶ島温泉)宿泊記*2017年1月

建築と文学の歴史的価値をきちんと後世に伝えている文化財の宿 今回訪れた「落合楼村上(現・おちあいろう)」は、伊豆半島のちょうど真ん中あたりの湯ヶ島温泉郷に明治初期に創業した旅館です。昭和初期に大改築を行った際に建築されたものが、現在国の登録有形文化財に指定されています。 文化財の登録は“宿全体”という括りではなく、階段や門など個別に指定されるとのことで、こちらの宿では計7か所が登録されているそうです。いわゆる「文化財の宿」と銘打っている旅館は全国にいくつもありますが、客室そ

料理の宿 伊豆のうみ(静岡・伊豆高原)宿泊記*2016年11月

小規模旅館ならではの、ゆったりとした滞在が叶う宿 今回宿泊した「料理の宿 伊豆のうみ」は、伊豆高原浮山温泉郷にあります。幹線道路「東伊豆道路」から温泉郷へ入る所に、大きく「立入厳禁」と書かれた温泉管理事務所の看板があります。何も知らないと焦りそうですが、事前に予約確認のメールをいただいた際に、「この看板を無視して入って結構です」との案内がきちんとあったので大丈夫でした。 宿へ入ると広い帳場とロビーがありますが、ここではチェックイン手続きはせず、直接お部屋へと案内されます。

食べるお宿 浜の湯(静岡・稲取温泉)宿泊記*2016年10月

食べる喜びと湯めぐりの面白さを体感できる宿今回訪れた「食べるお宿 浜の湯」は、東伊豆・稲取温泉の岬の突端にあり、海のすぐ目の前にそびえる旅館です。車でアクセスすると、宿の前でスタッフが誘導してバレーパーキングでスムーズにチェックインできます。 エントランスを入ると、吹き抜けの天井まで一面ガラス張りの開放的なロビーがあり、こちらでチェックイン手続きを行います。 この宿は、街側眺望の標準客室から、134平米を誇る露天風呂付きスイートルームまで21種類もの部屋タイプがあります

東府やResort & Spa-Izu(静岡・吉奈温泉)宿泊記*2016年1月

広大な自然を生かしながら、見どころも盛りだくさんの宿「東府やResort & Spa-Izu」は、伊豆半島のちょうど中央に位置する吉奈温泉にあります。江戸時代から続く老舗旅館を、数年前に全面リニューアルした和モダンのスタイリッシュな旅館です。東京ドームおよそ2.5個分という広大な敷地に客室30室と温泉、食事処などが点在しています。 到着すると玄関棟のフロントに通され、こちらでチェックインとなります。 [客室]客室半露天温泉つきの広々とした和洋室今回宿泊したのは「温泉半露

いさり火(静岡・伊豆大川温泉)宿泊記*2015年12月

食、温泉、星空、海。伊豆の自然をまるごと堪能できる宿今回宿泊した、伊豆大川温泉「いさり火」は、東伊豆の海岸道路から山側へ少し入った高台に位置します。急な坂道やヘアピンカーブ、幅員の狭い路地を注意深く抜けて宿に到着。運転に不慣れだとすこし不安かもしれません。 エントランスを入るとすぐ横にラウンジがあり、こちらでお茶とお菓子をいただきながらチェックインします。大きな一枚板のテーブルや、木のぬくもりを感じるいろいろなデザインのチェアが点在しており、全面の窓からは相模湾が一望でき

玉峰館 (静岡・河津) 宿泊記*2015年9月

いいお湯と、いいお料理、双方をふんだんに堪能できる宿 今回宿泊した「玉峰館」は、伊豆半島の東、河津町で大正15年に創業したという老舗の旅館。天城峠を越えて、海に出る直前の住宅街の中にあります。 駐車場の横の門をくぐると、丁寧に剪定された植栽に、広々とした美しい池の、見事な日本庭園が目に入ってきます。 入り口のすぐ横には源泉の櫓があり、勢い良く湯気が上がりつづけています。この宿は、インテリアデザイナー・内田繁氏のプロデュースにより2013年に全館をリニューアルしたとのこと