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行動, 計画よりも必要なテンションのケア

今日は、行動,計画そのものよりも、テンションのケア、マインドセット、緊張をほぐすことの方が大事かも!という話です。「行動」がもたらすパフォーマンスを上げるには、事前にテンションを上げておく、緊張をなくしておくことが必要だよね!という内容です。では、背景から順に話していきます。

■ 背景


僕はダンサーをしながら、ブライダルモデルの仕事もさせていただいてます。ホテルや結婚式場の、お客さまに向けての結婚式案内、参考のひとつとして「模擬挙式」というものがあります。
「結婚式は実際、こういう流れで行いますよ〜」という感じで、結婚式場選びをしている方々に向けて行うもの、それが模擬挙式です。
この模擬挙式は、新郎役、新婦役、牧師さん、オルガンや笛の演奏者の方々、式場のスタッフさんの方々が総動員で行うもので、何度もいうように、結婚式当日はどのような流れで式が進められるのかを見れるモノです。

僕は、とあるホテルの、この模擬挙式の、新郎役として仕事をさせていただいています。僕はまだ結婚していませんが、新郎用のタキシードを既に何百回も来ています。このせいで実際結婚した時の感動が薄れそうです。

話が脱線しました 汗

今回のテーマ「行動,計画そのものよりも、テンションのケア、マインドセット、緊張をほぐすことの方が大事かも!」の背景はこの模擬挙式が始まる前の20分間、控え室でのお話です。

控え室ではいつも、本番前に20分ほど過ごすことになります。控え室には、新郎役(僕)、新婦役、牧師さんの3人だけの空間です。そしていつも、この牧師さん、ポールさんが接客的に話してくれて、場がとても和みます。毎回、新鮮なトピックを持ってきてくれて、時間が経つのを忘れて話してしまうほどです。

いつも、牧師であるポールさんのおかげで、緊張がほぐれた状態で模擬挙式本番に臨めています。

ですが先日、とある事情でその日だけ牧師がポールさんではありませんでした。この日だけ、別の牧師さんが模擬挙式に参加することとなったのです。

そしてこの牧師さんは、あまり喋らない方で、この日の控え室は初めの数分間はシーンとしていました。この流れだと、ちょいと愚痴っぽくなりそうですが僕はそんなことは微塵も思っていません。「よく喋るかどうか」なんて個人の自由なので。しかし、このままでは全員が緊張したまま模擬挙式本番に向かうことに。慣れている、いや、慣れすぎている仕事だからこそ、不意打ちのようなこの緊張感は新婦さん役の方にとって負担になりのではと思い、僕が先陣をきって喋り始めました。

僕の喋りが聞いたかどうかはわかりませんが、おそらく緊張していたままでは、かた〜い表情の新郎新婦が入場するという無様な模擬挙式になっていた可能性もあったので、まあ積極的にしゃべっておいてよかったかなと思います。


■ 行動前のマインドセット

にしても僕は緊張してしまいました。いつもより。喋りに必死だわ、牧師さんが変わるだけで挙式の進行がいつもと少し違うわ、ていう感じで、幸いボロが出ることはありませんでしたが、「本番前の過ごし方がいつもと違うだけで、こんなにも違うのか」と思いました。
行動の段取りがわかっていても、その前の過ごし方が違うだけで、メンタルに影響があるんですね。

■ 参考をいくつか

◯ モーニングルーティン

近年では、YouTuberやモデルさんなどが「モーニングルーティン」の動画を上げることが増えています。これに伴っているのか、世界中の研究者が「朝の過ごし方で仕事やメンタルに影響はあるのか」、つまりモーニングルーティンってそもそもルーティンにする必要ある??ということが研究されています。実際には、ルーティンにする必要があるようです。朝の過ごし方でその日の生産性やメンタル、イライラしやすいかどうかなどに影響が出ることが科学的に証明されています。

1日の計画を立てることも大事ですが、その前の「時間の過ごし方」も気をつける必要がありますね。


◯ 開演前の音量アップ

僕が入会しているオンラインサロンの主、キングコングの西野さんはイベント開催時にある実験をされていました。内容は、開演5分前から会場に流れるBGMの音量を上げるというものです。音量を上げることにより、複数人で来ているお客さんは、開演前の雑談を少し大きめの声を出さないとできない状況に強制的になります。
これの狙いは、「お客さんが大声を出しやすい、盛り上がりやすいように準備させること」です(コロナ禍になる前の話です)。急にイベントが開演してもお客さんは「ウェ〜イ!」といきなり声を出せるわけではない、出しづらい場合もあるから、だったら5分前から大声を出さざる得ない状況を作っておこうという狙いです。

しれっと、お客さんに声の準備運動をさせる西野さん。あざといですね。そりゃモテるわけだ。

■ どのように応用するか

さて、最後はこれを僕がどのように応用していくかを話して締めます。
僕はこれをダンスレッスンに応用します。

◯ ストレッチで、前の人(先生)の真似をする空気感を作る
◯ レッスンの冒頭で、簡単なリズムトレーニングをする

この2点はぱっと見、「怪我しないためのストレッチ」「ダンスの技術を上げるためのトレーニング」に見えるかもしれません。ですが、僕の場合はマインドセットとしてやっています。
そもそも僕のレッスンは、ストレッチをしないと怪我をするほど激しいことはしませんし、初心者向けで高い技術は求めません。

上記の2点は、1対多数の講義形式の雰囲気を作る、ダンスは基本的にビート(ドラムの音)に合わせて踊るという前提を生徒さんの頭の中に作っています。これがある場合とない場合を試した結果、ある方がダンスをしやすそうにしていたので、今後もこのスタイルで行こうと思います。

というわけで今回は、「行動,計画そのものよりも、テンションのケア、マインドセット、緊張をほぐすことの方が大事かも!」という話でした。

あなたは「どの行動」に「どのような準備運動、マインドセット」を行いますか??

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