「忖度」「YESマン」が多い時代の生き方
「人の目を気にして生きる」
「人に合わせることが正しい」
僕たちが住む国、日本にはこのような慣習があるとよくいわれています。
これは僕自身も思っており、具体的には
「上司の指示は絶対」
「友達がトイレにいくときは必ずついていく」
など、学校、仕事場において正直にNOと言いにくいという形で、人に合わせる慣習があると感じています。
「NOを言えない雰囲気」とでも、いいましょうか。
また、嫌々NOを言うハメになった人に表の顔、裏の顔ができてしまい、陰口をいうハメになってしまい、、、それがバレてしまい、、、
と、いうように
「NOを言えない雰囲気」はヒトの我慢だけでなく、人間関係の亀裂も生み出していると思います。
僕はダンスを子供達に教える仕事をしています。ここには大人と子供。はっきりとしたレッテル・肩書きのようなものがあります。小さな子供の生徒は気にせずにハッキリとモノをいう子が多いです。でも中には、引っ込み思案でなかなか思ったことを言えてなさそうな子もいます。
そして、中学生くらいになってくると、、、。さまざまな経験を経て知見がついてきているからでしょうか。あまりハッキリとモノを言わないこのほうが多いです。
僕のレッスンは月謝制で、年に2回発表会があります。なので僕と生徒さんたちは長い付き合いになることが多いです。なので、人間関係の部分もしっかりと考えていくべきであると考えています。
またそもそも、今の時代に商売をするなら、人間関係をしっかりとフォーカスしていくべきであると考えています。
以前にもnoteでさまざまな題材で書いてきましたが、現代は商品の「モノ」としての部分(僕でいうダンスレッスン)ではライバルと差がつきにくくなっています。みんなクオリティが高いからです。飲食店は「美味しい」が当たり前になっていますよね。そこで「ヒト」の部分で勝負すべきという考え方があります。
「どうせだったら、あの先生に習いにいこう」
「どうせだったら、あの人がやっているお店に行こう」
と行った感じです。
これを読んでいるみなさんも、「知人がやっているから」という理由でお店を選んだ経験があるのではないかと思います。
僕の生業のひとつであるダンスレッスンは単価が低く、「知人」を集めることだけではマネタイズができないため、知人でない方ともしっかりと関係性を作っていく必要があります。
話が脱線しかけましたが、戻りましょう。この「知人でない方ともしっかりと関係性を作っていく」の手段のひとつが、冒頭に申し上げました、「NOを言えない雰囲気」これをなくすことです。
これをすることで、
・お客さんと正直に話し合い、フィードバックをもらう
・フラストレーションを溜めさせない(子供相手だと特に大事!)
などのメリットがあります。
ちなみに、現状僕はこれができてきているのではと思っています。
(レッスンでSnow Man使ったらレッスン終わりに、「J-POPはいいから、K-POPやりましょうよ!」と言われた)
(その日は一旦ちゃんと受けてくれたのがありがたいし、優しい。しかもその後正直に話してくれるの優しい。)
■「NOを言えない雰囲気」をなくす方法
ここからは、僕が意識して取り組んだことを2点挙げます。
①相手の話を必ず聞き、一旦肯定する
相手が話している最中にそれを遮って自分が話だす、相手の言い分を否定してしまう、これを一度してしまうと、
「どうせ話しても意味ない」
「どうせ聞いてもらえない」
と思われてしまい、コミュニケーション量が減ってしまいます。
もし相手が間違っていることを言っている場合は、
聞く→一旦その気持ちに共感→受け入れられない事情を話す→その上で相手に「命令」ではなく「お願い」をする
という流れで話しています。とにかく、相手に「こいつは敵」を思われないようにすればいいのではと思います。
②自分が間違ってたら謝る
これは①よりは効き目が少なめかもしれませんが、まあ一応書いておきます。
こちらが「謝れる人間」であるという認識を相手に与えれば、「話せば改善の余地があるから話してみよう」と思ってもらうことができ、コミュニケーションの量が増えます。
ただ、人によっては「こいつ、押せば折れてくれる」と思われてしまうこともあるので、そういった点では①より少し効き目低いかもしれません。
まあでも、間違っても逆ぐれっぽくなるのはやめましょう 汗
僕ば実践していることはこの2つです。 これにより、少しは忖度やNOを言えない雰囲気を振り払えるのではないでしょうか。
そしてこれにより、コミュニケーション量が増え、ビジネスの「ヒト」の部分での勝負がしやすくなるかもしれません。
ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
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