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小説の中の時間と、映画の時間軸

 1年、10年、若しくは20年以上の物語の中には、数多くのストーリーが存在している。

 方や、その原作の元、忠実に再現された映画は、僅か1時間半から、2時間で終わってしまう。とは言え、その限られた時間の中で、鮮やかに表現するのは大変な努力と、エネルギーが必要で、「口では何でも言えるからさ!」と、そんな言葉を聞く一方で「言葉」の難しさに、心底頭を抱え、もっと上手く描けたら、どんなに楽かと思う。

 自身、今まで生きてきて、小説の世界とは、かなり離れた所にいた。有名な作家の本は読んでいるが、あれも此れもとなると覚束ない。

 しかし映画なら別だ。ハリウッド作品を初め、結構観て来た。数えた事は無い物の、相当な本数だろう。

 なので、向かう先は原作であり、小説なのかも知れない。そんな、「何を言っちゃって!」と、なるのかも知れないが、出来ればそうありたいと願っています。

 世に言うバブル時代、私は25、6歳、ソコソコ狂乱の中で、色々な経験をして生きていました。

 あれから約30年が経ち、55歳で身体を壊したのをキッカケに、「人生初」小説(ストーリー)を、病院のベッドで少しずつ描き始めたのが、この小説(ストーリー)です。

 展開的には、この「鱗」の向こう側には、もう一つの小説(ストーリー)があり、二つの小説(ストーリー)で完結します。

 noteを知り、この場を借りて、2、3話ずつ載せています。読んで頂ければ有難いです。

                            加賀見啓介。



 







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