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人間関係も整理した

妊活・不妊治療を始めて3年くらいの頃、とにもかくにも断捨離した。

その頃には赤ちゃんを見てもかわいいと思えなくなっていた。家庭も崩壊しつつあった。なので無理するのをとにかくやめた。

人間関係も整理した。自分にとって居心地悪いものは徹底して遠ざけた。

年賀状をほぼやめた

子どもだけの写真とか、子どもの話とか、前なら楽しめたけど、もうどうでもよくなっていた。

年々、発送が遅れていたことを理由にして、この年でやめさせてもらう旨を書いて、翌年からやめた。スッキリした。それでも翌年送ってくる人はいて、どれも子どもネタの人々だった。こちらの年賀状読んでないんだなと思ったし、その程度の人間関係ならいらねぇやと心底思った。

LINEもブロックした

通っていたセラピストの教室では、先生の1人が妊娠・出産した。妊娠中にメルマガで「不妊治療で苦しむ人の気持ちはセラピーを通じてよくわかってるから、言おうかどうしようか迷ったけど、今後のことを考えて言うことにした。」と書いてあり、メルマガ購読をやめた。わかってたらこんな書き方しないよなぁ。

産後3ヶ月くらいの頃に教室にお子さんを連れてこられた。ほらやっぱり不妊治療に苦しむ人の気持ちなんてぜーんぜん分かってないじゃん、と思った。

みんなが赤ちゃんを取り囲む中、その輪には入らずに過ごした。声をかけられてもニッコリ笑って終わり。ベテランの先生が裏で「あんなに頑なになんなくてもねぇ!」とプリプリしているのが聞こえたけど、陰口たたくセラピストって嫌なもんだなと思い、途中で教室に行くのをやめた。LINEもブロックしたりグループから退会したりした。

LINEグループからの退会は1度できると他もしやすくなる。勢いに任せて、最近会えてない人たち、読むとどうもしらける気持ちになるグループからは何も言わずに退会した。

そうは言ってもこれからも顔合わせることもあるし、と思うものについては、「ちょっといろいろバタバタしてて、ひとまず退会します、ごめんね!また!」みたいに書いてサッと逃げた。幸い、会ってそれに触れる人はまだいない。

心躍ることを増やした

そうやって嫌な思いをする場面をことごとく切り離して、代わりに心躍ることを取り入れるようにしていった。友達に頼んで買い物や日帰り旅行に連れていってもらったり、ひとり気になる場所に遊びにいったり、美味しいもの食べたり、家で観葉植物育てたりお花飾ったり。クローゼットの整理もした。本やCDも入れ替えた。ボロボロだった心も、意識してやると1ヶ月くらいでふかふかな時間が持ててることに気づいた。

ちなみに冒頭の写真はそれに気づいた、ある年のお正月。右側の日本水仙は、スーパー2軒をはしごして5セットほど買い集めたもの(写真では一部しか映ってないけど)。束になった日本水仙は独特な匂いもしたけど、見ると安心感に浸れた。

そうやって断捨離が落ち着いて、好きなことをやる時間が増えて半年弱経った頃、妊娠した。さっきのお正月からは1年ちょっと経っていた。

最近の話

人間関係を断捨離したって、自分を大切にしてくれる人は残せたから、人間関係の良いところは変わらなかった。嫌なものを拒んだところで悪いことは起こらなかった。ストレスが減らせた、ただそれだけ。ついでに子どもも授かったんなら言うことなし。なのにまたしても断捨離が必要な状況にいる気がしている。

いまから断捨離したとき、どんな人生に変わるんだろうか。前回望んだのは子のいる人生。今回は強いて言えば人間関係でストレスのほぼない状態が当たり前になること。

ひとまず1週間ほど、断捨離してみよかと思います。

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