あいまいな過去 10・2 引きこもりの日々を綴って
・・・そう、「僕」は震えていたんだ
僕は考える。
なぜ、僕は震えている?
恐れているからだ。
何を?
狂気に走る自分を。
自分の事なのに?
自分の事だからだ。
心がこの狂気を肯定している?
僕の本心はこの狂気なのでは。
僕はどっち?
求めるものを感じて恐怖するだろうか?
僕を震えさせるこの想いは
震えている「僕」を教えてくれた。
そう、「僕」は震えている
僕と感じるのは震えている「僕」
湧き上がる狂気を感じる「僕」
僕は思ったんだ
この「僕」を感じる限り
その「僕」に影響を与えるものなど「僕」の一部に過ぎないと 。
一部だから否定はしない
一部だから僕の本音かもしれない。
でも、僕はそれだけではないのだと。
「僕」は震える
「僕」は恐れる
これが「僕」であり
それを感じるのは「僕」 なのだと。
この、「その何か」を感じる「僕」
それこそが僕の「本心」なのだと思ったんだ。
「僕」はこの「心」を持っている
この「心」こそが「僕」なのだと。
この時、僕は「僕」を知ったんだ。
熊本市で、ひきこもり自助グループ「かこかり」の運営をしています。 居場所作り活動中。