あいまいな過去 5 引きこもりの日々を綴って

あなたはどこを見ていますか
あなたは誰を見ていますか
何を見せたいのでしょうか
何を見てきたのでしょうか

中学校に所属が変わった当初
先生が何人か家に来た。

中にはこんな先生もいた。

いきなり部屋に入ってきて
寝ているぼくに馬乗り
なれなれしく話しかけてくる
こっちの事はおかまいなし。

一人で盛り上がっている

彼は考えただろうか
突然、知らない男に襲われて
布団の中で恐怖する子供のことを。

中学の思い出はこれと
後は最後の日のこれと。

卒業証書をもらいに
最初で最後の登校をした日。

職員室の横の部屋に案内され
制服に着替えるよう言われる。

何の意味があるのか

疑問しかわかない
抵抗する気力は無く
言われるがまま。

ありがとうございました
お世話になりました

先生に指示されるまま
中学校の職員室で
制服を着た僕は頭を下げていた。

これで満足ですか

居並ぶ教師の微笑みに
僕の意味など必要ないのだと知った。

そして
卒業証書を受け取りに校長室に。

なんだ来れるんじゃないか

舌打ちをしながら校長先生はこう言った。

以上が僕の中学との思い出。

熊本市で、ひきこもり自助グループ「かこかり」の運営をしています。 居場所作り活動中。