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【13日目】デリバリー

令和2年年5月2日。

当時、日本では、緊急事態宣言なるものが発令され、街中のお店、会社はほぼ閉鎖。学校も休校。人も街から消えていた。

その緊急事態宣言の期限というのは、5月6日。そうGWの最終日まで。
当時は、まだゴールデンウイークという4月末から5月頭までの期間、祝日に合わせてに全国的に休みを取るというのが一般的であった。

休業要請が出ており、お店は閉店や時間短縮を求められたのだが、そこで課題になるのが食事である。約一ヶ月もの間、外食ができずスーパーへの買い物に行き自宅で食べるしかほかなくなった。もちろん飲食店はテイクアウトを盛んに行うようになったが、毎食テイクアウトするわけにもいかない。

そこで、出前サービスもあらゆるキャンペーンなどで盛り上がりをみせた。大阪市は、出前利用すると半額分ポイントでキャッシュバックする施策を打ち出したりもした。

この頃、東京、大阪の都心部で既に始まっていたサービスにウーバーイーツというものがあった。
今では当たり前の個人デリバリーサービスである。 
それまでは、一部の人が利用し、配達をするものも一部の人であったが、この時期より個人デリバリーの文化がはじめて根付いた。

配達する人間はアルバイトと呼ばれる雇用形態の人間であった。


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