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映画「生きる living」だからなんなん

期待はずれでした。

まずビルナイさん 爺さんすぎんか?

実際80近い。

多分、定年間近の課長さんが
がん宣告を受けて
ショックで

そこから自分に向き合うって
話にしたかったと思うんです。

それなら、
もうちょっと共感できたかもしれない。

80近くの爺さんは
すでに悟りを開いてるよ。

それまでにも戦争や妻の死や
大変なことがあったんだから。

笠智衆とか、小津安二郎とか、
その辺りの
映画をリスペクトしている人には
よかったかもしれませんが。

・・・・

職場の若い女性もなんだか、、、。
魅力がない。

容姿云々ではなく。

ストーリーの要でもあると思うけど
要感がない。

爺さんの死の話を聞いて、涙を流すって
安直。

爺さんが恋するって話なら
よかった気がするけど。

まさに
老いらくの恋は素敵です。
・・・・

そしておきまりの
日本人的、隠し事。
話そうとすると遮る。


いやいや、家族には死のこと話そうよ。
家族も聞いてあげてよ。
爺さん、何か話したそうにしてるじゃん。

家族だって最期に伝えたい想いがあるんだよ。

イギリスで育ったイシグロさんが
その辺りのところを
どんなふうにアレンジするのか
興味があったけど

いわゆる
日本人の言わない美学
ストレートにやっちゃったのか、、と。

・・・・

言いたいことはわかります。

目の前のことに一生懸命になることの大切さ。
評価されなくても、生きる大切さ。

ただ、やっぱり時代ってあると思う。

映画って、時代を映す鏡であって欲しい。

リメイクなら、
もっと新しい価値観を提示してくれる
リメイクを期待してました。

わかってることすぎて
だからなんなん状態になりました。

・・・・

アキカウリスマキの「コントラクトキラー」
をふと思い出しました。

コントラクトキラーは
名作です。

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