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投資家(VC)が語るシンプルフォームとは

こんにちは、シンプルフォーム採用チームです。

シンプルフォームは金融取引・商取引における、法人調査・審査の効率化・高度化を支援しています。2023年11月までに、累計約10億円の資金調達を実施。さらなる成長に向け、共に働く仲間を募集しています。

今回はシンプルフォームに出資いただいているベンチャーキャピタル(VC)である、インキュベイトファンドから仁木さん、DNX Venturesから新田さんをゲストにお迎えし、投資家(VC)の立場から見たシンプルフォームについてお話をうかがいました。

ゲストご紹介

シンプルフォームの第一印象をお聞かせいただけますか。

仁木(敬称略):当社が出会ったのは、まさにシンプルフォームが創業したばかりのタイミングでした。投資の検討にあたり、代表の田代さんとの対話を通して、この領域に対する自信や、実現したいビジョンに対する解像度の高さ、そして熱量を非常に感じましたね。

新田(敬称略):当社はシリーズAからのお付き合いです。田代さんとの初回面談に私も同席しましたが、お話してすぐにfounder/market fit(創業者とマーケットの適合性)がある起業家が立ち上がった、と感じました。銀行員出身の田代さんは、金融機関の業界構造やペインを深く理解している。主なお客様が大手金融機関ということで、難しいコミュニケーションが必要な局面も多いでしょうが、上手く関係構築ができる柔軟性も持ち合わせた方というのが第一印象です。

出資の決め手は何だったのでしょうか。

仁木:まだプロダクトが誕生している段階ではなかったので、ほぼ田代さんの人柄・熱意が判断材料ではありました。「この領域をやるなら、この人しかいないんじゃないか」という期待ですね。

新田:「プロダクト」「チーム」「マクロ環境」の3点です。

インキュベイトファンドさんとは出資タイミングが異なり、当社がシンプルフォームとコミュニケーションを始めた時点で、既にプロダクトが誕生していました。デモを見た際に「アハ体験があった」と当社代表の倉林が語っていたのが、印象に残っています。これほど完成度の高いプロダクトを、地道に作り上げてきたのか、という驚きがありました。そしてこのプロダクトを、顧客である金融機関に届けるためにベストフィットのメンバーが集結しています。

また、当時はコロナ禍からの立ち上がり期。金融の非対面化のいっそうの拡大や、国際的な金融規制強化の流れが、シンプルフォームにとって間違いなく追い風になる。こうした市場環境の変化も、投資家の立場から見て大きな決め手となりました。

シンプルフォームの強みをどう感じてらっしゃいますか。

仁木:新田さんも先ほど仰いましたが、「チーム」と「プロダクト」ですね。

田代さんのような金融機関出身の起業家はそもそも少ない。金融エンタープライズを深く理解した上で、あるべき世界・姿を描き、語り、人を巻き込む力が田代さんにはあります。

シンプルフォームの事業は、セールスにおいても開発においても、恐らく非常に根気が必要であると思います。こうした困難な領域に、プロフェッショナリズムを持って挑めるチームを作るのは、そう簡単ではないんですよ。

さらに、シンプルフォームが持つ独自データや、それらが生み出す唯一無二の価値が、順調に積みあがっています。他の人が同じことを今からやろうとしても、すぐにマネできない状態です。これが非常に大きい資産であり、強みだと感じます。

新田:出資開始時から振り返ってみても、非常に成長している企業です。それは、社会に必要とされているソリューションを届けているということの結果でしょう。規模が拡大していくとチャーン(解約)も増えたり、頭打ちになったりするものですが、他社と比較してもこうした動きは少ないですね。

もう一つの強みは、仁木さんも仰る通り「データ」です。一朝一夕にマネできないデータが、シンプルフォームのコアなアセットとなっています。

「成長は、社会に必要とされるソリューションを届けている結果」と新田さん

一方、弱みや課題についてはいかがでしょうか?

仁木:これまでは、アーリーステージのスタートアップならではの勢いで、様々なことを全員で解決してきたと思います。しかし、今後いっそうの成長・拡大を見据えた時に、柔軟性や多様性のある組織づくりが求められます。会社が成長してきたからこその課題ですが、多様な方がジョインし、活躍できるよう、どんどん組織開発を進めていってほしいです。

新田:派手さはないかもしれないですね。それが悪いというわけではなく、個人的には好きで、シンプルフォームの特徴だと思っています(笑)。ただ他のスタートアップと比較すれば、SNSで耳目を集めるとか、表立って発信しているような方は少ないかな、という印象です。

仁木:「発信」という点で言えば、当社とシンプルフォームの出会いは、田代さんのnoteへの投稿記事がきっかけなんです。投稿を目にした当社代表の本間が、田代さんに興味を持って連絡し、そこから出資につながった。

シンプルフォームには、金融機関のあるべき未来や、審査や法人の情報といった領域を、真剣に考え抜いているメンバーが集結しています。田代さんはじめメンバーの想いや知見が表に出ていくことで、挑んでいる課題や、その可能性への認知が広がるでしょう。シンプルフォームは先鋒として、業界全体の盛り上がりに寄与できるポテンシャルが十分にあると思います。

いっそうの成長を念頭に「多様な方が活躍できる環境をどんどん作っていってほしい」と仁木さん

先ほど、組織の拡大に関する話題が挙がりました。当社も組織が拡大するなかで、今後「●人の壁」と呼ばれるような課題に直面するでしょう。多くのスタートアップを知るお二人から、アドバイスをいただけますか。

仁木:数人規模から30人、50人と人が増えるにつれ、それらに伴う苦労は、どの会社でも直面するものだと思います。シンプルフォームは、現在の約30人といった規模の時点で、田代さんの強い思いや、実現したい世界へ強く共感するメンバーが集まり、しっかりとしたベースになっている。立ち戻れるベースのある会社であれば、今後組織が拡大し、課題に直面しても乗り越えられると思います。

新田:仁木さんと全く同じ意見で、シンプルフォームにはベースとなるしっかりしたミッションやカルチャーがある。そこに共感いただける方であれば、ぶつかり合いながらも高め合うことができるでしょう。組織が大きくなっても、課題を乗り越えられる要素は多分にあると思います。

働く場という観点からは、シンプルフォームはどんな方におすすめしたい会社ですか。

仁木:「挑戦したい」という気持ちが強い方です。強いプロダクトや、基盤となるデータというアセットは既にありますが、これらを武器にさらなる成長に向かう、まさにチャレンジングな環境です。困難とぶつかりながらも目標を達成したい、充実感を得たいという方には、フィットする会社だと思います。

新田:インテグリティ(誠実、真摯、高潔)がある方でしょうか。シンプルフォームが目指す「全ての法人がフェアに繋がれる世界」といったミッションや、価値観がそれらを示しています。しっかりと世の中に対し価値を提供していきたい、と考える方が合っていると思いますし、実際にそういったメンバーが多いという印象を、勝手ながら持っています。

最後に、シンプルフォームへの期待をこめて一言メッセージをいただけますでしょうか。

仁木:当初田代さんが思い描いていた、新しい審査のあり方などが、今後はどんどん現実になっていくフェーズだと思います。もちろん、今のメンバーだけで達成できることではないので、多様な素晴らしい方にご参加いただきたいですね。シンプルフォームが目指す世界の実現に向けて、私たちも引き続き支援してまいります。

新田:シンプルフォームは、今、すごく面白いステージにいると思っています。これまで積み上げてきたものがしっかり土台となり、お客様に必要とされるプロダクトが深く届けられている。絶好の環境ですので、まだ見ぬ仲間を得て、さらなる挑戦へ向かっていただきたいと思います。私どもも株主として、今後も全力でサポートしていきます。

仁木さん、新田さん、ありがとうございました。

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