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転勤族でも大丈夫。リモートで目指すキャリアアップ

働き方のひとつとして浸透してきた「リモートワーク」。多様な生活スタイルが必要な方にとって、時間や場所を問わず働ける環境は大きなメリットです。当社Ops(オペレーション)スタッフの秋山さんも、まさにその利点を実感したひとり。家族の転勤が多く、長期間仕事に就くのは困難でしたが、シンプルフォームでのリモートワークを通じて、着実にキャリアを積むことができるようになりました。彼女がどのように現在の働き方に適応し、協力的なチームを構築する上で貢献してきたのか、その秘訣を聞きました。

秋山 寛恵|Hiroe Akiyama/Research Operation
新卒で総合商社に入社し、貿易流通の部門で業務に携わる。退職後、家族とともに飲食店を立ち上げ、経理・接客・広報など調理以外全般を担当。転勤や子育てなどの環境の変化から、リモートワークに興味を持ち、2022年10月、シンプルフォームにOpsスタッフとして入社。

ー 秋山さんは商社に勤務したあと、飲食店の起業を経験されたと伺いました。貴重な経験をお持ちですね!

はい。新卒で中小の総合商社に入社しました。食に関わる仕事をしたいという思いがあったので、食品部門を希望していたのですが、語学の経験から貿易流通の部門に配属され、しばらくお花の資材のやり取りを担当していました。でも、時差の関係もあり、週末も仕事に忙殺されるほど目まぐるしくて……。食の仕事への思いも断ち切れず、悶々としていたんです。

そんな時、母から「手打ち蕎麦屋を立ち上げる」と聞きました。母はいつも自分がやりたいことを自ら切り開いてきた女性です。さすがに蕎麦屋の立ち上げには驚きましたが、いくつになってもチャレンジする母を応援したくて、開業を手伝うことにしました。

お店では、母がそば打ちなどの調理を担当し、私は調理以外の運営に関わることすべてを担当しました。学生時代から飲食店でアルバイトしていたので、接客には自信がありましたが、経理など開業に関わる事務作業は当然未経験です。何から何まで初めての連続でしたが、バイタリティ溢れる母と一緒に、いちからお店を立ち上げた経験は楽しかったですね。

秋山さんとお母様が立ち上げたお蕎麦屋さん

特に嬉しかったのは、開業後に書き始めたブログを見て、お客さんが来てくれるようになったことです。女将(母)のこと、メニューのこだわり、お店への思いなど、伝えたいことをただ綴っていただけなのですが、それを読んで興味を持ったお客さまが実際に足を運んできてくれるんです。ネットに書いた文章が、リアルなつながりにまで発展するんだ、と驚きました。人との結びつきの温かさやありがたさを身をもって感じていましたね。

ただ、テクノロジーが発展し、社会の情勢が刻一刻と変わっていくなかで、個人店で働き続けることに少し不安な思いもありました。お店を通じて人と人のつながりを大事にしてきたけれど、一般的な企業と異なる状況に身を置くことで、世の中から取り残されていくような複雑な思いも感じていました。

ー 「人とのつながり」は大事ですが、一方で不安も生じていたのですね。

そうなんです。ニュースでは毎日AIのことが報道されていましたし、その頃から働き方に大きな変化が出ていることをひしひしと感じていました。家族ともちょっとした意見の食い違いがあったんです。

「今後はAIが主流で、人との結びつきは以前よりも重要じゃない」という意見と「人にしかできないことは絶対にあるから、より重要性が増すはずだ」という意見と…。お店を営んでいた私はもちろん後者の意見です。ただ、そう主張しながらも、そうだと言い切れない歯がゆさもありました。

とはいえ、新しい仕事に挑戦しようにも、家族がいわゆる転勤族だったので自分のキャリアプランの描き方が難しい状況でした。主人の仕事の都合上、突然異動を命じられることが多く、せっかく良い仕事を見つけても長期間働けないので諦めることがあったりして。この先、自分のスキルを活かせる場はあるのだろうか、それとも、転勤族の妻はキャリアアップを諦めるしかないのだろうか、そんな思いでぐるぐるしてましたね。

母が体調を崩し蕎麦屋を一旦休業したタイミングで、別の仕事を探したのですが、妊娠・海外転勤・2人の子の育児・また転勤という変化もあり、安定して働き続けられる場所を見つけるのは困難でした。

ー 働きたいのに働けない、多くの人が持つ悩みです。シンプルフォームには、どうして勤めることになったのでしょう?

実は、友人がシンプルフォームのOpsスタッフとして働いていて、彼女からこの事業の将来性や、職場の働きやすさについて聞いていました。まさにこれからの働き方について悩んでいたタイミングでしたので、リモートワークという働き方に希望を感じました。これまでに全く経験のない業種に不安はあったものの、彼女があまりにも生き生きと話すので、どういう会社なんだろうと会社ホームページを見てみたんです。

そうすると、ITと一見異なるような価値観「面倒を愛する」や「泥臭い」とか書かれていて。その言葉を見て、なんだかすごく安心しました(笑)。やっぱりテクノロジーが発展しても、人にしか出来ない価値はあるよね、と。

当社が大事にする価値観「面倒を愛する」(会社HP)
調査チームはビジョンに「泥臭い、だけど、洗練した組織」を掲げている(社内ポータル)

ITとは縁遠い仕事をしていたので、ついていけるかが気がかりでしたが、「真面目にコツコツ仕事をやれる人なら絶対大丈夫」という彼女の言葉に背中を押され、働き始めることにしました。

ー 入社してからの会社の印象に変化はありましたか。

驚いたことに、掲げられていた価値観がそのまま息づいていました。「面倒を愛する」という言葉の他にも、「超主体的」「底なしに謙虚」「長・長期目線」という行動規範がありますが、頻繁に開かれる勉強会やイベントの様子、Slackでの丁寧な言葉遣いなど、それらの価値観の体現を日々の業務から感じ取れます。

心配していた業務については、Notionにしっかりと作業内容が共有されているので、難なく進めることができました。Opsスタッフがまず最初にやる仕事は「住所の正規化作業」と「法人番号の特定」です。友人が言ったとおり、真面目にコツコツ、マニュアルを見て作業すれば困らない仕事でした。

ただ、リモートワークは初めてでしたので、お互いの顔が見えないなかで質問するタイミングをつかめないことがありましたね。Slackはメールと違って、前置きの挨拶はほとんどありません。失礼な言い方をしないように気をもんでしまい、メッセージ送信に時間をかけてしまうこともありました。

そんなとき、本当に小さいことなんですが、Slackのオリジナル絵文字で和むことに気づいたんです。「忙しそうなのに、質問ばかりで申し訳ないな……」と思っているときに、コメント欄にぽんっと和むスタンプが押されると、気持ちがふっと軽くなるんですよ!こんなコミュニケーションの仕方があるんだって、ここで働いて初めて知りました。

和める(?)弊社のオリジナル絵文字

ー まさに「IT+人」が合わさってこそのコミュニケーションですね。ちょうど良い距離感を保てるのかもしれません。

そうですね、必要以上に相手に重く感じさせてしまうこともなく、うまい具合に感情を伝えることができるんですよね。「ITか人か」と二項対立のように捉えていましたが、むしろ補完しあうことで気持ちの良いコミュニケーションが取れるようになりました。

入社して1年経った今では、担当する仕事の内容も変化しました。リーダーとスタッフ合わせて5人のチームで、ある特定のプロジェクトを担当しています。このチームでのコミュニケーションも、ちょうど良い距離感を保てているんです。

一人ひとりに割り振られた作業はありつつも、それぞれがお互いの業務を気遣う雰囲気があります。早く仕事が終わったら積極的に声をかけ、手がいっぱいな方を手伝うこともありますし、逆に余裕がないときはチーム内のみんなにヘルプを頼むこともあります。自分もそうですが、子育て中は急な予定変更が多いので、チームで助け合える状況が作れていると精神的に安心します。時間や場所に関係なく、こうして協力しながら人と共に働けることに喜びも感じています。

ー チーム内で良い関係が構築されているんですね。

チームリーダーにも、スタッフにも、声をかけやすい雰囲気があるんです。いろんなことを相談しやすいので、人間関係でストレスを感じるということは本当にないですね。

改めて、仕事とは人との関係性のなかで育まれるものだと感じています。言葉遣いだけでなく、相手が判断しやすいように要点をまとめてメッセージを伝えたり、次の仕事に取り掛かりやすいように引き継ぎを丁寧にしたり、細かい積み重ねでチームは出来上がっていきます。

以前は対面でのやり取りが得意でしたが、今ではその時の経験を活かしながら、リモートでのコミュニケーションに違和感なく対応できるようになりました。

ー もはやベテランスタッフですね!今後やってみたいことはありますか。

リーダーだけでなく、スタッフ同士で助け合える環境も作っていきたいです。私もそうでしたが、人によってはSlackやNotionといったツールになじみが薄く、設定や使い方で戸惑うことがあります。そういったことを聞くのをためらい、業務に対しても苦手意識がついてしまう方がいらしたらもったいないですよね。そんな状況が少しでも軽減できるよう、スタッフ同士でなんでも聞きあえる場を作りたいです。

働きやすい会社なので、二人目や三人目の出産を挟んで、復帰される方も増えていくような気がします。産休や育休をとって赤ちゃんを育てながらでも、リモートで活躍できる職場は理想的です。そんな場を、私たちスタッフ自らが作り上げていきたいと思っています!

ー 素晴らしいですね!本日はありがとうございました!

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