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大手SIer出身のR&Dエンジニアがシンプルフォームで実現したい未来

駒井 雅之|Masayuki Komai / Lead Engineer
1991年4月生。奈良先端科学技術大学院大学、情報科学研究科修了。2016年にNTTデータに入社。自然言語処理や情報検索技術を専門とし、公共から金融領域まで幅広いR&Dに従事。2021年7月より現職。

※本インタビューは、2021年8月24日公開時点の内容です。


世の中に大きなインパクトを与えたい

― これまでのキャリアを教えてください

高校時代にPaul Grahamの著作『ハッカーと画家』を読み、”近年で世の中に大きなインパクトを与えたのはITである“という主張に感化されたことがきっかけで、大学では情報工学を専攻しました。コンピュータ上で言語を扱うことに興味を持ち、学部から院までを通してプログラム言語と自然言語処理のいずれについても学びました。

新卒でNTTデータに入社し、研究開発部門にて約5年半務めたのち退職。大学院で学んだAI技術をSlerで生かしたい、社会基盤整備に携わるような仕事がしたいと考えていたところ、インターンシップ先にてNTTデータ出身者と出会う機会があり興味をもったことが入社のきっかけです。配属されたのは研究開発部門で、CTOの小間は当時の先輩です。ここでは天気予報ニュースのAIでの自動生成や、情報検索技術のR&Dに取り組んでいました。

コンスタントに70点を出すのではなく、120点を取りにいきたい

転職を考えた理由はなんでしょうか

今振り返ってもNTTデータはとても良い組織でした。ただ、大手企業ゆえの安定感が刺激を求める自分には物足りず、日々の業務にマンネリを感じるようになっていました。今の安定を捨てれば大きな失敗もあるかもしれない、けれども大きな成功もあるかもしれない。コンスタントに70点を出し続ける人生ではなく、チャレンジをして一度でも120点の仕事を成す人生にしたいと思ったんです。また、当時は縦割りの組織で現場の人間とコミュニケーションをとることが難しい環境でしたが、その点でも問題意識がありました。エンジニアとして開発にあたるに際しては、その距離がもっと近いほうがいいものができるはずだと思っていました。

それらと合わせて、組織自体を大きくするような経験を積みたいと思っていたのも理由の一つです。わたしが当時所属していた部門は100名程度の規模でしたが、これから先この組織にいても、この部門が200名になることは恐らくないし、200名にしようという流れになることもないだろう、と。わたしが望む経験はここでは積めないと感じていました。

― 転職先としてSimpleForm(シンプルフォーム)を選んだ理由はなんでしょう

小間から声をかけてもらったのが、当社を知ったきっかけです。小間がNTTデータを退職した後もプライベートで付き合いは続いていて、定期的に技術的なディスカッションをしていました。その中で彼が独立すると聞いて、面白そうだと思い話を聞かせてもらったんです。わたし自身、もともと社会的意義の高い仕事をしたいという気持ちを強く持っていたので、当社の「金融を変えたい」というミッションにはとても惹かれました。

学生時代から今まで技術者として生きてきて、一人のプロのエンジニアとして一定の自信を持てるようになっていましたので、その自信は本物なのか、このチャレンジングな舞台で自分自身の力試しをしたいとも思っているんです。大手からスタートアップへのキャリアチェンジに不安がなかったといえば嘘になりますが、この会社の目指すものが実現できたとき、確実に世の中のためになるだろうと、迷いなく思えた自分を信じることにしました。

エンジニアメンバーでディスカッション

― 駒井さんが現在担当されている仕事内容を教えてください

当社は金融機関向けの法人調査システムを開発しています。そのバックグラウンドでは、20~30程度のサブシステムが稼働しており、わたしは法人基礎情報を用いたwebクローラや、データのクレンジングなどの開発に携わっています。まだ創業間もないこともあり、その他にも、開発環境についてのインフラ整備等、現在は幅広いエンジニアリングに関わっています。技術開発には、やればできるだろうものと、やってもできるかどうか検討がつかないようなR&D的なものとがありますが、前職での経験が考慮されたせいか、わたしには後者への取り組みが期待されています。求められるパフォーマンスが発揮できるだろうかという緊張感はありますが、まさにこれが自分の求めていた環境だと思っています。

仕事の相棒たち。コーヒーも飲みますがルイボスティーも好きです(笑)

― SimpleFormのメンバーについて、またここでのやりがいを教えてください

代表の田代と一緒に仕事できていることは、ここへ転職してよかったと思う一因ですね。彼はいい意味でオタク。とにかく金融に関する知識が深く、何を聞いても必ず答えが返ってきます。一緒に働いていて、刺激的で多くを学べる人です。小間はレーダーチャートでいえば大きな円形、つまり高得点のオールラウンダーです。本来は人工知能を専門としていながらIT技術全般に詳しく、人に物事を説明する能力に長けている。同じエンジニアですが、わたしはどちらかといえば弱点が多いタイプ。レーダーチャートにしたら鋭角が目立つのではないかと思っています。けれども、彼らはそれを専門性が高いとして買ってくれたように思います。

まだ入社間もないので、やりがいを語れるほどの実績を積めていないかと思うのですが、つくったものに対してその場でフィードバックがもらえること、こうしたいというリクエストを具現化できてメンバーが喜んでくれることは、素直にとても嬉しいです。リアクションが日常的に即時でもらえるのは、スタートアップの醍醐味だと感じますね。

社会のインフラである金融のインフラに

― SimpleFormに向いている人はどんな人でしょう

端的に言えば、志の高い人だと思います。金融は社会の重要なインフラです。我々はその社会インフラたる金融向けのインフラとなることを目指しています。単純に考えても、道のりは険しいでしょう。しかし、だからこそ、実現できたときの達成感は大きい。このようなチャレンジングなことに興味を持てる人、失敗から学んで前へ進める人、つまり志の高い人にはやりがいを感じられる場所だと思います。

―それでは最後に、SimpleFormという会社をシンプルに説明してください

すごく平易に表現すれば、SimpleFormが目指しているのは法人に特化したインターネット上の探偵だと思います。わたしたちはそれを、人間のマンパワーとITのテクノロジーを掛け合わせることで実現しようとしている。

大学時代に教授から「世の中の問題点・課題を少しでも改善することで、世の中の人に貢献していくこと。それが研究の役割だ」という言葉をもらって以来、わたしは社会で働くことと社会貢献することは一体だと思っているのですが、ここでの探偵業もまさしく、ITの力で実現できる社会貢献のひとつのかたちだと思っています。

―駒井さん、インタビューありがとうございました!


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