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コーヒーショップがお客様から言われて凹む言葉4つ&実は凹まない言葉3つ

昨今の流行りなどもあり、色々なコーヒーの楽しみ方があります。コーヒーが色々な窓口から広がっていくことはとても嬉しいことです。が、コーヒーだからこそどうにも凹んでしまうことをお客様から言われることがあります。コーヒーショップあるあるかもしれませんが、お客様側の立場の方は、(好きにコーヒーを楽しまれていただきたいですが!)こういう風にお店側は思っているかもと、想像してみてはいかがでしょうか。ちなみにその代わりとなる言葉も合わせてお伝えしますね。

もちろんお友達同士であればこの範囲ではありませんよ。

後半は「失礼じゃないかな・・・凹むんじゃないかな・・・」と思われながらお声がけいただくけれど、実は凹まない言葉もご紹介します。この部分はどんどんコーヒーショップにお伝えして大丈夫だと思います。

凹む言葉その1

へえそこのコーヒー美味しかったー?

なぜあえてそれをコーヒー屋に言うのですか
「コーヒー飲みすぎてお腹タプタプなのでまた今度」

昨今コーヒーのサードウェーブや、インスタ映えする店舗などから、コーヒーショップ巡りが流行っている感覚があります。カフェインが含まれるためコーヒーは1日に飲める許容量が、もちろん普通の水分よりも少ないと思います。たくさん飲める方もいらっしゃるでしょうが。

この言葉、本当に飲めないし、飲めない言い訳としてはうってつけと思われている節がありますが、よく考えてください。「他のたくさんのコーヒーショップを巡ってコーヒーを飲んできたけど、あなたの店では飲みませんよ」と言われているのと同義です。もちろん許容量なのは理解します。が許容量かはこちらでは判断がつきません。ということで、かなり失礼なひとことだと思います。

その1言い換え

「ホット1杯ください」

入るならば買っておいて、後で飲むのをおすすめします。コーヒーショップのコーヒーって冷めても美味しいものが多いです。ホットを頼んで後で飲みましょう。ちなみにホットを頼まれるとなぜか喜びで気合が入るのがコーヒーショップです。お店側も喜んで、ウィンウィンです。おそらくですが1番値段も安価だと思いますし。

買う気がなければ、何も言わず退店が吉。

凹む言葉その2

・・・長ぇ

へぇ!ほー!すごーい!詳しー!(棒)
「いやいやエチオピアの◯◯村の◯◯農園の方が〜」

マウンティングですね。コーヒーが流行っているのでかなり多いです。これを仕掛けてくる年齢層も広いので、どうにも相手にするのが大変です。
コーヒー業界でお仕事をされている方なら理解はできますが(そういう方はこのように仕掛けてこない方がほとんどです)、「コーヒーに詳しい一般の方の知識」は「コーヒー業界での最低知っておくべき知識」なので、マウントを取りたいんだなくらいの気持ちで聞いています。こちらから仕掛けなければ知識を披露して気持ちよくお帰りになるので、ああ今日も1日楽しかったかな良かったですねくらいなのですが、気持ちは凹んでいます。アマチュアがプロを見下す仕組みですからね。失礼です。

その2言い換え

「そうなんですね」

人間と人間なので、コミュニケーションをしていきましょう。なんでも言い合える間柄になるのが一番ですが、そうなれないのであれば相手を最大限尊重した振る舞いをすべきと思います。お互いに知識を高め合えればより理解は深まります。

凹む言葉その3

もう撮ってるじゃん・・・

えっもう撮ってますよね?
「動画撮っていいですか?(言わない場合も)」

もちろんOKのお店は構いません。私のお店も大丈夫なのですが、SNSのいいね欲しさにお店に入る前から動画を撮り続けながら入店し、「動画撮っていいですか?」といいながら(どちらかというと言わない率の方が高いです)店内をぐるりと一周。テイクアウトでさようなら。後日タグ付けされて「おしゃれ!」の一言ですまし、同じような人たちが同じような動画を撮りたいがためにワラワラと集まってきます。そこまでいくと個人的にはNGです。コーヒーが楽しみたいのですか?それともいいねが欲しいんですか?恐らく後者だからこそできる無礼です。

その3言い換え

「動画撮っていいですか?(撮る前に必ず聞く)」

最低限のマナーかなと思います。お店だからいいでしょ、と思う方。自分がされたらと考えてみてください。自分が動画を撮られたくないと思ったことを、何の断りもなしに撮られたらどうでしょうか。立ち止まって、相手を思いやって。

凹む言葉その4


いつも閉まってねえよ

もしかしていつも定休日に来てません?
「いつも閉まっていますね」

いつも閉まってません。それだと商売になりません。いつも閉まっている店は閉業しているところです。続いているということは、いつも営業カレンダー通り開けているんです。少し考えればわかることです。これはコーヒーショップに限らない話で大変恐縮ですが、本当に伝えてくるお客様が多い。恐らく「私が来たのに閉まっていて、労力を返して欲しい」くらいの感覚なのでしょうが、知ったことではありません。あなたが出資しているオーナー会社ならまだわかりますが、あなたのためのお店ではありません。失礼です。

その4言い換え

「いつも調べずに定休日に来てしまいます」

大体のお店は調べれば定休日が判ります。お店側もお客様に来て欲しいので、必要最低限の情報は必ずさまざまな場所に示します。定休日なんて当たり前です。よって、あなたはいつも調べていないから定休日にきて、いつも閉まっていると思っているのです。(臨時休業の話はしていません)なので、ありのままの事実を伝えたら済む話です。何か相手に求めようとする気持ちが、嫌な言い方をしてしまうことを理解してください。

次は、実は凹まない言葉をご紹介。

凹まない言葉その1

仕事なんでね!

お任せください!
「コーヒー詳しくなくて」

全く構いません。むしろコーヒー詳しくない人ばかりです。私自身もそのひとりと自覚しています。ですが、お店をやっている人間として、あなたのお好みに合わせて、生活に寄り添うコーヒーをご提供したい。ぜひおすすめさせてください。そこを深掘りするのが私たちの仕事です。

凹まない言葉その2


おっしゃあめっちゃ美味しい豆飲ましたろー!

お任せください!
「詳しくないからお任せで」

その1と同じです。お任せください。お好みのコーヒーをお淹れいたしますよ。これも私たちの仕事です。普段飲むコーヒーや好きな味、フレーバーなどがわかるとよりお好みに近いものでご提供できるかと思います。ぜひお声掛けください。

凹まない言葉その3

めっちゃ入れとくからね(ウーバーイーツ利用)

お好みでどうぞどうぞ
「砂糖やミルク入れます」

これ本当に申し訳なさそうに伝えてくださる方が多いのですが、全く気になりません。お好きな飲み方をしてください。コーヒーは嗜好品です。砂糖やミルクでなくともいい。蜂蜜でも生クリームでも、お酒でもなんでもかんでも好きなものを入れて好きな味やフレーバーにして、好きなように楽しんでください。美味しそうにコーヒーに触れているお客様を見るのが幸せなのです。じゃんじゃん味変してコーヒーをお楽しみください。

さいごに

もちろん関係性や、お店の雰囲気、オーナーさんの様子や色々な状況が複雑に絡むので、全てが全て悪いわけではないし、TPOによると思います。コーヒーと楽しく付き合う上で、人とのコミュニケーションは不可欠。お互い気持ちよくコーヒーライフを楽しみたいものです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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