302_「個別最適な学習」を実現。授業中に生徒の主体性を発揮させるための挑戦。
人生に感謝を。シンパクト和 です。
皆さん、授業中こんなことを思ったことありませんか?
・「教科書を読んでわかったよ」と思った部分の説明が長い。
・もうわかったから、「自分で考えさせてよ。」
・「今のところわからなかった」から、少し時間をもらって頭を整理したい。
前回の記事で、この解決案授業の考え方、実践具体例を上げました。
今回は実践具体例を詳しく述べ、数回実施したあとの所見を述べます。
前回のおさらい
数学寺子屋スタイルの提案
どのようにやるか
1.授業スライドを事前にTeamsで配布する。
2.生徒は個人用端末、教科書、ノートを使用する。
3.授業の冒頭にその時間に進む教科書範囲を明示。
4.授業内で授業スライドを元に2つか3つのまとまりを作り、概要を説明する。
5.生徒はまとまりごとに概要を聞き、自分で教科書・スライドを参考にノートへ要点をまとめ、演習を行う。
6.まとめ・演習の時間に疑問点があったら、生徒同士で考える、あるいは教員に質問する。
具体例(45分授業)スライド付きで要点を解説
1.考え方と例題の説明1(概要説明)5分以内
スライドを用いて、要点を端的に説明
・この時間、生徒はノートをとらずに聞くことに集中
・次の2.の時間で机間巡視、近隣での質問オッケーとし、理解をし直す時間を取るため、この時間だけで理解させようとは考えずに5分以内に説明を終える。
2.生徒が自分で考え、まとめて練習する時間1(個別・協働演習・対話)15分
・1.の説明で使用されたスライド、教科書をみながらノートに自分の考えを深めるためのまとめをする。
・まとめが終わったら、練習問題を解いて理解度を確認する。
3.考え方と例題の説明2(概要説明)5分以内
スライドを用いて、要点を端的に説明・この時間、生徒はノートをとらずに聞くことに集中
・次の4.の時間で机間巡視、近隣での質問オッケーとし、理解をし直す時間を取るため、この時間だけで理解させようとは考えずに5分以内に説明を終える。
4.生徒が自分で考え、まとめて練習する時間2(個別・協働演習・対話)15分
・3.の説明で使用されたスライド、教科書をみながらノートに自分の考えを深めるためのまとめをする。
・まとめが終わったら、練習問題を解いて理解度を確認する。
・授業範囲の復習をする時間、余裕ある生徒は、課題演習、プラスアルファの演習をする時間
授業実践、数回実施後の所見
・5分の説明でいかに要点を伝えるか。生徒の記憶に残る超一言が大切。
・5分の説明で理解してもらえたか不安はある。
しかし、まとめる・演習時間の対話を通して理解してもらえればよいと考えて思い切ってやることが大事。
・15分のまとめ、演習時間は生徒それぞれが自分の理解度、スタイルにあった時間の使い方をしている。
個にあった学習時間になっているかもしれない。
・理解が早い生徒は、どんどん先に進めていてよいかもしれない。
・理解が追いついていない生徒は、演習よりも理解の時間を多めにとって考えていていいかもしれない。
・15分のまとめる、演習する時間はそれぞれが黙々と考察していていいかもしれない。
生徒に、
・「教科書を読んでわかったよ」と思った部分の説明が長い。
・もうわかったから、「自分で考えさせてよ。」
と感じさせずに、できる生徒はどんどん進める時間にする。
苦手な生徒にはただ板書を写す時間ではなく、自分の頭で少しでも考え解決する時間を提供する。
そんな授業展開を毎回したいです。
ラーニングピラミッドで効果の高いとされる「自ら体験する」「他の人に教える」中心とする授業をしたいです。
人生の限りある時間を大切に、自分のやりたい授業を実現したい。シンパクト和 でした。
私が授業で使用しているスライドの抜粋紹介
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