お肌のうるおい足りてますか?
猛暑を通り越して酷暑だった今年の夏も、ほんの少し勢いが弱まって、秋らしい風が吹く季節になってきましたね。そうすると次にやってくるのはお肌の乾燥の季節!
エステへ行けば一発で問題解決かもしれないけれど、そう頻繁に行くわけにもいかないし、自分の手元にあるアイテムでなんとか対策できぬものか・・・。今日お伝えするのは、コスト増なし! 買い足しなし! 手持ちのスキンケアアイテムの変更なし! と手軽にできる乾燥対策のお話です。
対策その①スキンケアアイテムを増量せよ!
まずは、普段から使っている化粧水や美容液、クリームの使用量を増やしてみて。そんな簡単なことでいいの? と思うかもしれないけれど、実は私たちが毎日のスキンケアに使用している化粧品の量は、メーカー推奨量の半分以下、下手したら三分の一というデータがあるんだって。
たしかに、化粧水やクリームを塗るとベタベタするし、お高い化粧品をドバドバ使うなんて気が引ける、はたまた毎日丁寧にスキンケアなんて面倒でやってられないしと、みなさん色々な事情がありますよね。それで乗り切れているならオッケーだけれど、お肌の調子が悪いな、乾燥しているなと感じた時には、意識して適正量を使ってみましょう。
スキンケアアイテムの適正量とは
はて。そうは言っても、適正量ってどのくらいなの? という疑問が湧きますよね。厳密に言えば、製品の性質によっても、それぞれのお顔の大きさ(!)によっても変わってくるけれど、大体の目安は以下の通り。
化粧水は500円玉大
美容液はさくらんぼ大
クリームは大きめのパール粒ふたつ分か、やっぱりさくらんぼ大
どうでしょう。多い? 少ない? この適正量で使うと、化粧水なら120mlのものを一本、クリームなら30gを一つ、一ヶ月で使い切るくらいの量なんだそうですよ。
増やすなら美容液とクリームを
よく聞く「化粧品をバシャバシャ使う」。なんだか良さそうだけれど、実は化粧水よりも美容液とクリームの量を増やしてあげた方が効果的。なぜなら、化粧水は90%以上がただの水。増やしたところでちょっとふやけやすくなるだけなんです。
それに比べると美容液やクリームは、全体に占める美容成分の含有量が多くなっているので、肌に働きかける力が強く、化粧水よりも効果が期待できるんです。
対策その②手持ちのクリームでパックせよ!
もうひとつの対策は「パック」。今流行りの「毎日使える」のが売りの大容量のシートパックは、手軽で扱いやすいのが魅力的だけれど、スキンケア効果の観点からすると、エタノール(要するにアルコール)の含有量が高かったり、シートに使われている不織布が薄いことが多かったりとデメリットやリスクが目立つアイテムでもあります。
そこで今回は、そういったパックを買い足すのではなく、お手持ちのクリームを使ってできる「クリームパック」をご提案します!
クリームパックのやり方
いつもスキンケアに使っているクリームを普段の二倍から三倍程度、お顔にたっぷり塗って、そのまま寝る。翌朝はいつもどおり洗顔をし、スキンケアをするだけ。簡単でしょ?
さらに効果を底上げしたいなら、クリームを塗ったあと、口と鼻の部分を避けて(呼吸確保!)ラップで覆い、7~8分程度置く。ラップは包帯状に切り、横向きにフェイスラインを引き上げるようにして貼り付けるとリフトアップ効果も期待できます。
お高いクリームを使っている方には、ちょっと心理的なハードルが高い方法なので、パック用に安めのクリームを用意するのもいいかもしれません。
私もこの「クリームパック」をたまにやるのですが、翌朝のうるおいが段違い! これはもはや「セルフエステ」です。週に一回ほどやると、うるおいを保てると思いますよ。
細かい注意事項も気にしてね
使うクリームには保湿成分が含まれていることが大事です。そして、市販の化粧品ではまず大丈夫なのだけれど、抗老化成分である高濃度のレチノールやメラニン還元効果のあるハイドロキノンなど、まぶたの上に塗るのに適していない成分を含んでいないことなどを確認してくださいね。
それともうひとつ。このパックをしたまま寝ると、枕が大惨事になりますのでね、フェイスタオルを敷くなど対策も怠りなく。
さあ、これで、乾燥を引き連れてくる冬将軍も怖くない! レッツ、うるうるライフ!