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第2子のタイミング

私たちにとって初めての長男がうまれ、産休、一年間の育休をあけて

復帰後は子どもの発熱や感染症、

その後は保育園へのお迎え時間のやりくりに試行錯誤しながらも

何とか毎日の育児や家事、仕事を夫と協力しながらやっていました。

まさかの第2子妊娠

復帰して3カ月ほど経ち、少し子どもの体調不良も落ちついてきて

仕事もようやくリズムがつかめてきた頃でした。

そして、この頃職場のスタッフの妊娠や出産、育休の時期が重なっていて

とても人手不足な状況でした。

そんな中、私はまさかの第2子を妊娠。

第2子の妊娠に気がついた時、

「え、何で今…?仕事どうしよう」というのが正直な気持ちでした。


当時、長男は1歳4カ月、私は27歳。

急いで二人目を、という気持ちは全くありませんでした。

もう少しゆっくり長男だけを育てて、仕事もして、

4歳差ぐらいで二人目を考えようかと思っていました。

初めての育児と仕事の両立に日々いっぱいいっぱいで、とても二人目と考えられなかったし、余裕もなかった。

そんな中、まさかの妊娠。びっくりでした。


職場への報告に悩む


ちょうどほぼ同時期に、妊娠が分かった職場の看護師さんがいました。

実はね…と妊娠を報告してくれたのですが、

今とても妊娠しましたなんて、言えない状況だよね…

二人そろってそう思っていました。

でもいつか報告しないわけにはいかないので、

先に夜勤もしてる看護師さんに報告してもらう事にしました。


仕事をしていると、妊娠や出産していいタイミングなんてものは

なかなか訪れないのではないかと思います。

特に女性ばかりの職場は、人の流れやライフイベントもあって流動的です。

ひとつ乗り越えた、と思ったらまた次の壁がやってきて、その繰り返しだったり。

落ちついたタイミングというのは、難しいものなんだなと思いました。

妊娠をするとおめでたい事なんだけど、職場には色々迷惑をかける事になり

調整したり、フォローしてくれる人がいてもらえるから

産休や育休に入れるんだよな…と思います。


私は師長へ、第2子妊娠の報告をするタイミングをなかなかつかめないまま

確か妊娠20週まであと少しのところで、報告しました。

え…そうなんだね。予定日はいつ?

とだけ聞かれて、とっても独りよがりだけど、少し傷つきました。

一人目の妊娠報告の時は、おめでとう!と喜んでくれた師長なのです。

でも今は、この人手不足の状況で、スタッフの妊娠が続いて師長も頭を抱えていたのだと思います。

でも、妊娠に対しては、一言おめでとうと言ってもらいたかったなという気持ちもあります。


産婦人科クリニックが職場なので、患者さんである妊婦さんや出産のお手伝いをして

患者さんには、おめでとうございますって声を日々たくさんかけます。

助産師や看護師だって、立場は違えど同じ妊婦です。

でも妊娠の報告にもためらう、おめでとうと言える雰囲気ではない。

そんな中、患者さんに笑顔でおめでとうございますって言うのは

何か矛盾を抱えながら、少し疲れる時もありました。


第2子の妊娠経過は、つわりも全くなく、順調そのもので

20週で報告するまで、ほぼ毎日会っていた院長も含め、

産婦人科のスタッフさんにも誰にも妊娠に気がつかれませんでした。

いいのか悪いのか。