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革命家の街

キューバの空港に飛行機が着陸をした瞬間、乗客みんなが拍手をした。
特別なことはなく、至って普通のフライトだった。

初めての経験だったので、少し驚いたが
「無事着いてよかった!ありがとう」の拍手なのだろうか。

そう思うと、微笑ましくなった。

首都ハバナはレトロな街並みだった。薄いピンク、黄緑、水色、オレンジなどカラフルな建物はスペインの植民地となっていた歴史を感じさせるものだった。
街中にはクラシックカーが多く走っていた。

革命広場を始め、街の至る所に描かれている革命家チェ・ゲバラの姿。
貧困や不平等で苦しむ人々を助けたいという思いから、82人の若者と共に開始した軍事独裁政権に対する革命。

今でも多くのキューバ人に慕われているのを感じた。

キューバではwifiを使用するには、カードを購入する必要があり、使用できる場所も指定されたwifiスポットに限られていた。

フリーwifiに慣れてしまっていたため、最初不便さはあった。
けれど、それだけ自分がインターネットに依存していたんだなとも実感。
物足りない感じがしてしまっても、不便だからこそ味わえることがある。

便利さを求めていく世の中だけど、不便であることも大切にしたいと感じた。


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