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仕事を辞めて渡豪を決めた時、友達の言葉が胸に刺さった話。

前回の投稿では、オーストラリアへ行くことになった目的や経緯について書いたが、今回はその渡豪決定当時の周囲の反応、特に印象的だった友達の言葉について書いてみたいと思う。

社会人経験も3年を超えると、周りの友達や同期も転職や結婚など、
人生のステップアップを考える人が多いようだ。
例に漏れず、私も今年の年明けあたりから、周りには「そろそろ環境を変えたい」という話を漏らしていたし、一時期は国内で地方移住に向けて動いていたのもあり、私が本格的に渡豪することを打ち明けても、親や周りの近い友達はそこまで
驚かなかったし、その大半が応援してくれた。

せっかく新卒から3年も育ててくれた会社や部署の上司・先輩方には申し訳ない気持ちもあったが、海外への挑戦と聞いて「前途洋々だね」と反対するどころか
みんな暖かく背中を押してくれた。

ただ、小さい頃からずっと一緒だった地元の親友だけは別だった。

私が正式に仕事を辞めてオーストラリアへワーホリに行くということを伝えると、彼女は「あなたが海外に行っている間、私や周りの友達が結婚したり出世しても
悔しくないの?」と真面目な顔で聞いてきたのだ。

彼女に悪意はなかっただろうし、今思えば彼女もその当時転職や仕事のストレスなどで不安定な時期だったのだろう。だから私の思い付きのような突拍子もない
行動が「逃げ」のように見えたのかもしれない。

ただ、自分でも驚いたことに、当時の私はそれに対して
全く悔しいとは思わなかったのだ。
「人は人」だし、今の自分の求めるものは出世でも結婚でもない
ということは明確だったからだ。

もちろん海外に行くことや今後のキャリアへの不安はあったが、
現状の生活の不満を見て見ぬふりをして、このまま東京での生活を
続けることの方が何倍も嫌だった。
どうせどちらを選んでも不安なのであれば、ワクワクする方の不安を
選びたいと思ったのだ。

その親友の一言は正直胸に刺さるものではあったが、
それによって改めて自分の決意に確信が持てたので、
結果的にこの選択を後押ししてくれた言葉となった。

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