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中国は勝利を収めつつあるのか?:後編 (2020年4月16日)

前回、共有した2020年4月16日付Leaders記事の後編です。「コロナ後の世界」のグローバルリーダーは中国か?ということよりも、そもそも中国にグローバルリーダーになる素地があるのか?を問いかけている記事だと思います。危うし世界。そして日本は、国内のすったもんだの中で、こういうことを気にかける余裕は残っているのだろうか。。。

英語原文は、以下からどうぞ:

以下、マイバージョン和訳です:(後編はAnother obstacle is that China’s propaganda is…からです)

中国は勝利を収めつつあるのか?
新型コロナウィルス禍で世界のパワーバランスは緩やかに悪化する

2020年4月16日(後編)

もう一つの理由は、中国のプロパガンダの多くが露骨で不愉快なものだからだ。政府支持者たちは単に自国の指導者を褒め称えるだけでなく、アメリカの機能不全をほくそ笑んだり、新型コロナウィルスはアメリカの生物兵器だという荒唐無稽な陰謀論を持ち出したりする。広州では一時、アフリカ人が一斉に家から追い出され、ホテルにも入れず、路上で寝ていて嫌がらせを受けるという光景が見られたが、これは地元の役人が彼らの感染を疑っていたからと思われる。このことはアフリカ全土で報道され外交筋の非難を引き起こした。

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