見出し画像

1500字で心を前向きに変える

 この半年あまり、引っ越したことや、子ども二人の進学の時期が重なったこともあり、出物が多くて、お金の心配を、ついしてしまいます。

 とはいえ、借金をしなければならないという状況にはなく、毎月の投信や財形、つみたて貯金についても特に問題なくできているので、手持ちの現金が減っていることは確かですが、家計が火の車というわけではありません。

 おそらく、この先、半年ぐらい、抑え目に支出すれば、収支のアンバランスは補正されていくものと思います。

 お金が減ると、今の仕事から変えた方がいいのかなとか、他に稼ぐ方法はないかとか、目の前の困難の逃避の気持ちもあり、新天地への希望を抱きがちです。

 ただ、そこに至るには、血のにじむような覚悟と、現状の心地よさ手放す必要があり、例えば転職するにしても、仮に新天地への脱出をできたにしても、今の組織での評価を捨てて、一から自分の立ち位置を確保することに迫られるので、楽ではありません。

 しかも、今のように、なんだかんだいって、守られている環境と異なり、橋頭堡にあって、しばらくは、ないない尽くしの中で孤軍奮闘をすることになり、そこで実績を挙げられなければおわり。橋頭堡で安住するのではなく、その先の戦略をセットで持ち、飛び込むだけの汎用性の高いスキルも必要になります。

 では、今の場所で副業でもやるかといえば、そこは今の仕事とうまくリンクして、負荷がかからなければいいのですが、ゼロベースで全然違うことで稼ごうとすると、時間と認知を費やすことになり、その割には実入りは少なく、そこも現実的ではありません。

 結局、投資の部分について、変に色気は出さないにせよ、相場が上がり下がりしているので、少し売り買いはして、利益は確定させ、出物が多い分、現金を確保しておく、今のところはそれぐらいの認知の変化にとどめるべきかなと思います。

 やはり、今は日中のプライムタイムを費やす、職場において、一つ一つのタスクをこなすうえで、どうやって自分の付加価値を高めていくような仕事をできるか、そこに注力すべきでしょうね。

 仮に、やらざるを得ない、というような仕事であったとしても、乗り越えるうえで、どれだけ自分の知識やスキルの果実を増やし、できれば人のつながりも強めていく、そうしたことに意を用いることで、時間の使い方もより生きてくることになります。

 何もないところで収穫を増やしていくのは、それこそ開墾からはじめなければならず、ものすごい労力を費やすことになります。

 今のポジションで、十全に装備が与えられているわけでもないし、いろいろ不足をいえばキリがないわけですが、日々の現実をしのごうとか、困難な事案が早く終わってくれないかなと、ただ、カレンダーをめくることに心を奪われていては、自分を変化変容させて、新たなステージに立つことなど、無理というものです。

 現状に妥協するというのではなく、今の立ち位置でやれることをマックスで考える。そのためには、気を配り、言葉を丁寧に操り、ひとつひとつの所作において、深化を志向する。

 本筋のやるべきことをやっていれば、そこから派生して得た知見は自分の果実になるわけで、即換金はできないけれど、時節が到来すれば、僕の提供する付加価値になり得ます。

 お金が減ってくると、即効性のあることに飛びつきがちです。

 自分の立ち位置を再確認し、今すぐに沈む島ではないし、少なくともネタは多い仕事をさせてもらっているので、長年の投資の果実を少しもぎ取りながら、焦らず、一つ一つの打ち手に心を通わせ、得るもの多き日だったと、振り返ることができる日に、したいと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?