見出し画像

睡眠導入剤なしで安眠できるように

 このところ、睡眠導入剤なしでも、眠りに入れるようになっています。
 
 僕はメンタルで体調を崩したのが、ちょうど平成と令和の切り替わり時期で、以降、6年近く、睡眠導入剤なしには、眠ることのできない日々を送ってきました。

 メンタルのダメージを受けた直後、世界全体に裏切られた、あたかもそれは、自分の立っている大地の底が突然抜けたような衝撃を受け、そのときは事態を消化するだけの余裕がないため、緊急避難的に負の感情を塊のまま凍結させることで乗り切りました。

 しかしながら、その結果、負の感情の塊を内面に抱える状況になり、起きているときは凍結状態の制御下におくことで、影響を受けずに生活できましたが、眠りに入ると制御ができないため、睡眠導入剤を服用し、負の感情の影響から切り離していました。

 実は、この睡眠導入剤の役割を知ったのは、旅先で睡眠導入剤を持たずにホテルに泊まった時であり、負の感情が一気に溶け出し、無防備な自分の心を侵襲し、夢に作用し、ものすごいダメージを受け、少なくとも翌日は、食欲が減退し、何事にもやる気が起きなくなってしまう、そんなことが起きてからでした。

 以来、1年半ぐらいは、負の感情は基本、冷凍制御下に置きながらも、ごく微量ずつは、アクシデント発生時に溶け出すことで、塊は少しずつ小さくなっていくのを感じていました。

 それで、再び外出した際に、勇気をもって睡眠導入剤を服用せずに眠ってみました。その際には、負の感情のダメージはあまり受けなかったものの、いつまでも眠りに入ることができない、これはその後、何度か試してみても同じで、やはり眠れない、そんな状況が続きました。

 睡眠導入剤は、量を減らしてきましたが、去年はメンタルで追い込まれることがあり、そこで増強、3月にもとに戻し、先月はピンチでしたが、なんとか乱れずに乗り切り、
ここにきて、睡眠導入剤なしでも、眠れる、そこで負の感情によるダメージは、少なくともここ数日は感じられないので、ようやく、地の底が抜けた衝撃により生成された負の塊が、溶けきったのではないか、そんな気がしています。

 やはり、睡眠導入剤は、強制的に眠りに誘う分、切れたときは目が覚めますし、かといって薬を強めると、フラフラになってしまうわりには、眠り続けられるかといえばそうはならないこ、人工的な眠りなのだろうなと感じます。

 これまで、睡眠導入剤の果たしてきた役割には、感謝しかありませんが、できれば、このまま睡眠導入剤から離れて、睡眠できるようになれないかなと、思っています。

 

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?