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殻を破った自分を夢想する

 昨日は久しぶりの難題に直面しました。

 今の職場は突発的な問題がほとんどないはずなのですが、今回は急に事態が悪化し、部門の責任者たる僕が主体的に動かざるを得なくなりました。

 また、当事者になることもあまりない部門ながら、今回は問題の当事者であり、社内の規律や処分についても検討しないといけない。

 外部公表しなくても、いずれは外に出ていく可能性が高く、世間的にそこそこに注目されている会社ではあるので、そこは表に出て統制が取れない状況で対応に追われる前に、トップまで上げる必要がある。

 事態の急展開を受けて、昨晩、懇意の秘書担当役員に相談したところ、トップに話をすぐ上げるべきだとのことになり、今朝はまず経営トップへの報告をなるべく早く入れるべく、多忙なスケジュールの調整を図りつつ、同時並行して関係部門への共有、展開、対処方針の検討を同時に進めていかないといけないでしょう。

 とにかく今は、危急の問題となった案件について、僕の持てるリソースを最大限使い、最善を尽くすしかない、これは間違いないわけですが。

 ただ、こうして走り回り、心の中にあった安逸のもやが振り払われたことで、自分がここ数年、内面で抱えていた、今の自分の道を信じようとする思いへの疑義が、再び姿をあらわし、僕もその悩ましい思いと、直面せざるを得なくなりました。

 この思いを自分なりに解きほぐすと、いつまでも鍵穴にあわせて、自分を削りとり、摩耗させていいのか、組織最適の自分の完成度を高め続けることが、今後の人生において良いことなのか、
また、限られた母と共有できる時間を増やし、家族の形が変化していく中での自分の役割を果たすための時間の確保するため、
さらには、周囲の人々や職場の後輩への希望を与えられる存在となるため、今見えているレールから離陸すべく、行動しなくてお前は本当にそれでいいのか、といった問いかけになりましょうか。
 
 難局に久しぶりに直面してみると、やはり平穏な状況では、内省が浅く、自分の身の処し方について思い悩む深度も、足らない、今の危機感をエンジンとして、ますますきつくなるけれど、自分の今のかたちを生かす道、それによって人生の黒歴史を含めて全肯定できる我が道を求めることについて、外へアプローチし、何とか実現していきたい、平穏にならされて休止していた活動を、再開し、加速させたいと思います。

 殻を破った自分を夢想して、少し気張ってみます。

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