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潔癖だった高校生ぼくはお祭りデートの日「比較的加熱されてるであろう」フライドポテトを買った

あの頃の自分はどこに行ってしまったのか笑

高校に仕事に行く事が増えたので 自分の学生時代の事を良く思い出す

アル中無職の親友と電気ガス、遂に水道が止まった事務所(ゴミ屋敷)でビッグマンのペットボトルで作ったベッドに、先輩のモッズコートを布団にして寝泊まりする生活で潔癖が完治しました

2024 最期の1年 クリエイティヴを完全燃焼して燃え尽きる活動中

札幌のクリエイター/トラックメイカー DTMスクール講師の 証 と申します

「よく進学できたよな笑」

証は動物園の様な中学校で、いつニュースになってもおかしくない様な
「チーム愉快なおともだち」の皆と2年生の途中まで過ごした

給食だけ食べに行って、ゲーセンとミスタードーナッツで2年半過ごした様な生活 中学校の思い出が半分ポンデリングとイニシャルDで再生される笑

途中で「このままじゃ僕はDQNフルコース確定じゃないか?」と強烈な不安に襲われた

予感は当たっていた あのまま走ってたら人生破壊コースまっしぐら
事実 人生破壊コースにあの頃の友達がどんどん突っ込んで自走不可能な状態になってしまった友達もいる

そう感じたので、猛勉強した 2年半遊んだツケを払う時が来た
起きてから寝るまで勉強した

「この動物園で勉強するより自宅の方が捗りそうだな」

そう思い、1週間ほど不登校になって そこで勉強のコツを掴んで
高校、大学へと進学した

「お祭り行こう」

高校生ぼく レディオヘッドのベンズ OKコンピューターという悪夢の様な闇堕ちハッピーセット アルバム2枚に足を突っ込むまで 音楽を仕事にしようなんて考えてもなかったし 今の生活が嘘の様だ

高校に仕事に行く事が増えたので 自分の学生時代の事を良く思い出す

高校に入学した当時 証は驚愕した

動物園の様な中学校から教育機関にレベルアップした感じがした

「今まで僕の居た所は学校じゃない 動物園だ」
高校生の証は心の底からそう思った笑

絶対にこのエリアで子育てしたくない 大人になった今 そう思う笑

そんな証は割と普通の青春を過ごした
レディオヘッドと出会ってしまうまでは

「お祭りデート」

高校1年生夏 ちょうどこの6月 札幌 すすきの近くの公園で開催される
夏祭りを前に彼女が出来たので、お祭りデートに行ってみた

自分の奇行を割と許してくれるし、笑ってスルーしてくれる子だったので 彼女と言うか 半分「保護者」とか「引率」だった気がする

「お祭り行かない?」と言われたので行く事にした

この頃、軽い潔癖だったので「屋台の食べ物、汚ッ!!」と思っていた
思っていたけど別に食わなきゃ良いし、まぁ行ったら楽しいべ と

当時お小遣いが月3000円で消耗品のギター弦やピック ヘアワックス等、諸々買うと 1ヵ月で自由に使えるお金が1500~1600円程度だった

割と計画的に使う高校生だったけど「お祭りくらいいいかなぁ」と補正予算を組み4000円位にぎりしめ お祭りデートに向かった

「食えるもんがねえ」

予想は当たっていて、屋台で売っているモノは当時の潔癖自分にはハードルが高かった

でも、せっかく誘ってもらったし雰囲気だけでも楽しみたい(おじさんの様な思考)から 比較的過熱されてそうなフライドポテトを購入した

これからお祭りデートと言う時に「俺、潔癖なんだよね 屋台の食いモノって汚くね?」なんて言い出したら 潔癖以前に人としてどうかと思う笑

本当にそう思っていたけど「お!行こう行こう!」と答えるのが正解だし、事実行った先では非常に楽しく過ごした 事件も起こった

行ってしまえば対策は何かしらある 

ポテト食いながら歩いてるだけで、別に楽しい

まあ、お祭りなんてそんなもんでしょう

「(それより、早く堂々とビール買ってお祭り行ってみたいなぁ)」

と当時から、大人になる事に思いを馳せていた

「動物園ふたたび」

そんな高校生 証がどタイプだった彼女とイチャイチャしながら
アホヅラでお祭りデートしてたら、他校の高校生が喧嘩している
制服でデートしてたし彼女と居るので巻き込まれない様に距離をとって
「お祭り来てまで喧嘩するなよ笑」
「意味わかんないよね笑」

なんて会話をして喧嘩を見たら片方のライオンさんは俺の中学校の友達だwwwwww

おじさんの様な見た目で、おじさんの様なテンションの男だ
肩パンでコミュニケーションを取るタイプの生き物

おわ!!ヤバイ!!絶対こっちに気づくなよ!!笑

そう思いその場を逆方向に去っていたら、なぜか正面からニコニコして登場してしまった なんで?どうやってワープした? 年収は?身長は?

「おぉ~!!証ぃ~!!ww久しぶり!!」


気づかれてしまった 最悪だ笑

「うっすうっすwwポテトくれポテトwww」なんて言って俺のポテトを血の付いた手で勝手に取った 許可は?申請は?
もう衛生概念とかモラルの問題じゃなくて、本当に動物園じゃねえか笑

ウチの彼女に「あ、お世話になってますゥ~!!www」と おじさんの様な挨拶をした なんでだよ笑

彼女も同じ進学校だけど、出身は動物園だったらしいので
らいおんさんや、ごりらさんには耐性があって
「とりあえず血を洗ってくださいwwwポテト食ってる場合じゃないですwww」と言ったので俺もライオンさんも爆笑した

友達が「ケチャップです ケチャップwww」と返すとまた新たな爆笑が生まれた 変な所 頭の回転早くてムカつくんだよな笑

「お邪魔しました!!w」

と消えていった 素直なので血は洗っていた

もはや俺たちというか、お祭りにとってお邪魔なんだ笑

早く地元最高なイトーヨーカドーかドンキホーテに帰ってくれ笑

結局彼女とは卒業するまでずっと続いて、3年間 毎年 夏はお祭りにデートに行ったりしてたけど、心の底からお祭りに行きたかった訳じゃなくて なんとなく楽しそうだから行っていただけ

「結論 行った方が良い」


あの時「俺、潔癖なんだよね ごめん」とお祭りを断ったら断ったで
「気を遣わなくて良い」という環境は整備できたかもしれない

そうしたら3年間 お祭りの度に悩む事もないし それはそれで快適だったかも

でも、とりあえず行ってみたから「ポテト強奪事件」に出会えた訳だし
毎年、夏が来るたびに「今年もポテさんに会えるかな笑」等と
ほっこりした気持ちになる 血だらけだったけど

こっちの世界線の方が 自分にとっては面白いし価値がある様に思えた

生徒とお祭りの話題になると「行ったら行ったで楽しいですよ!笑」と証は伝えていたんだけど 言葉の魔力は凄い

全然行く気なんか無かったんだけど、そうやって言ってるうちに
「あれ、、?お祭り行きてえな、、??」なんて感情が芽生えてしまった
言葉の力 やばすぎる

「行ったら行ったで楽しいですよ」と、生徒に2~3回言ってるだけで
本当に行きたくなってしまって、直前で行く事にした笑

先輩が付き合ってくれたので、遂に堂々とビールを買ってレベルアップしたお祭りを楽しんで来た

お祭り久しぶりだな 大人になってスルーしてたこういう催しの楽しさ忘れてたわ、、
まあ、別にお祭りが楽しかったというか 話ながら酒飲んでるのが楽しかったけど これを「お祭り楽しかった」って表現しても大丈夫な気がする

「大人になってから見ると、意外といろんな人が来てるの分かりますね」なんて会話をしていて

「あの人たちは同伴っぽいね」と言われた時に
「俺、札幌ずっと住んでるのに夜のお店いった事なくて 同伴ってどういうシステムなんですか?」

と 知りたがりの証は同伴出勤のシステムについてレクチャーされながら公園の半分を歩く

「居酒屋突入しましょう 居酒屋www」

結局先輩のお店に流れました

歩いてビール買っただけ

多分、近所の公園でもコンビニでも出来るけどおもろかった

その後1人で5件くらい飲みに出てしまって

本当にお金ない 今年の夏 投げ銭サポートお待ちしてます

証に無糖レモン1本買って下さい 7%のヤツ 200円恵んでくれ

大人になって覚えた手段「とりあえず頼んでみる」

今だったら俺もポテト奪えるな笑

残り199日

とりあえずやってみよう

また、キックの音から選び直そう

詞を書き溜めよう

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