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両想いはきっと想い合い。|ドラマ『いちばんすきな花』をみて

毎週わくわくしながら見ている。
彼女と結婚するために同棲する家を借りて引っ越し当日にやっぱり結婚できないと言われて別れた椿。

「両想いは好き同士のことだけど、好き同士が両想いとは限らない」

って言ってたのが頭に残っている。どういう意味か感覚的にはわかる。わかるけど、なんだかもやもやしていた。

「両想いは好き同士のことだけど、好き同士が両想いとは限らない」の言葉を便図で考えると下図になるんだと思う。


図 好き同士が両想いとは限らない
好き同士が両想いとは限らない

たとえお互いが相手のことを好きだとしても、それだけじゃ関係性が続く両想いの必要条件は満たせない。相手は自分のことを好きだと思っていると言っているけど、相手から好きが返ってこない感じがするみたいなことなんだと思う。

相手のことを思うささいな行動がなくなってゆく、とか、
喜んでもらいたい気持ちが薄れてゆく、とか
嫌われないようにしないでいたことをするようになる、とか

好きになったばかりの頃はお互いどちらもわかりやすい好かれる努力や嫌われない配慮をするもの。
それなのにいつからか、気がつけばお互い相手のことを思った行動をしなくなっていく。

両想いでない好きは、一緒にいればいるだけつらい。
好きなのに報われないから。

嫌われたくないからって自分の一部をなかったことにしちゃっても、居心地悪く、窮屈になっていくだけ。社会で使えている処世術はパートナーシップでも有効とは限らない。私の経験上、残念ながらほぼ無効。

好かれたいからって努力しても、身の丈に合わず無理をしてたらいつか破綻する。

ならば。椿が言っていた

「好きな人との人間関係はふたパターンで、好かれる努力をするか、嫌われない配慮をするかのどちらかしかない」

は、本当は違う。きっと椿のこれまでの経験上、どちらかしかないんだと思い込んでいるだけ。自分がしたいことをして、相手にしてあげたいことをするのが、好きな人との人間関係なんじゃないかな。それを継続させるのはまた、違う話だけど…。。


あ~だからふたりって難しいのか。



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