キワモノフィルムの使い方(実写編)

ISO1.6と3のフィルムを使うにあたり、絞りとSSの設定をどうすべきか」を計算で算出したのが前回でした。
さて、いよいよその机上の計算が合っていたのか、答え合わせの時間です。

撮影地は江ノ島。機材は前回の記事にも書きましたが「Nikon F3 + AI NIKKOR 55mm F1.2」という鉄板の組み合わせです。
計算上は三脚は不要でしたが、念の為持っていきました。

早速まずはISO1.6の方から。結果はこんな感じになりました。

思いのほかちゃんと写っています。せっかく三脚を持っていたので日中晴天の海岸で1秒露光というまともなフィルムではあり得ない設定でも撮影してみました(最後の写真)。
ここには載せていませんが同じ構図で露出を1段変えて撮った写真が全然写りが違ったので、露出には結構シビアなフィルムのようです。
とはいえ、十分すぎるほど鑑賞に耐えうる結果となりました。


こうなるとISO3の方も俄然期待が高まってきますね。結果はこちらです!

ある意味想像を大きく超えてくる結果となりました。
ISO1.6のフィルム以上に露光時間に敏感なようで、コマによって色の転び方が全然違います。なんじゃこりゃ。
激しい周辺減光は絞り開放で撮ったせいというのもあるでしょうが、こんなに敏感に出るとは。。

というわけで、計算通り大体適正露出にはなっていたようです。
もし常用するならISO1.6の方をお勧めします(しないか)。

以上、「キワモノフィルムの使い方」でした。

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