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1月の富士フォトギャラリー銀座、および先日まで開催しておりましたフォトカノン戸越銀座店でサンプルとして置かせていただいていたフォトブック「植物不動産」について、みなさまにご好評いただいたためこの度BASEで販売させていただくことにしました。 <「植物不動産」紹介> 私たち、こんなところに住んでます─。 人はなぜ、そこに植物を置くのか。そんな疑問から生まれたフォトブックです。 さまざまな場所の民家や店舗の軒先に植えられた、あるいは自然に発生した植物たち。 植物たちがどんな場
実は今年の6月ぐらいから、私の住む伊勢原市で活動している「NPO法人伊勢原どうぶつ愛護の会」のボランティアとして参加・活動させていただいています。 伊勢原どうぶつ愛護の会は主に市内に棲みついている猫を保護の上、避妊手術や各種治療を施したうえで新しい飼い主とのマッチングを行っています。 7月にはこのマッチングを促進するため、市内の空き住宅に最低限の改装をしてシェルター兼猫カフェをオープンしました。 私がこの会と出会ったのは、たまたま近所で保護活動を行っていた代表の方と立ち話
動画の時代 2020年代に入り、メディアは静止画よりも動画が主流になっている。 スマホで動画を撮り、編集し、5G回線で簡単にアップロードができる時代。 デジタルカメラももはや動画機能が差別化の主軸だ。 フォトグラファーの方々も動画へ進出する方が増えている。 時が進むスピードは日に日に速くなっている。 モバイル通信の速度もこの10年で理論上40倍に高速化した。 できるかぎり、速く・短く・簡単に。これは人間が求めてきた普遍的な価値観だ。 求められるものはタイパ=タイムパフォ
ある人がある対象にどれほど愛情を注いでいるかというのは、些細な部分からも推し量ることができると思っています。 たとえそれが古本であったとしても、作家の世界や創作物そのものを愛する人にとってはただの古本ではなく宝物なのです。 吉祥寺の「book obscura」さんは、私が時折お邪魔して写真集をまとめ買いする、写真集専門の古書店です。 店主の黒崎さんは「写真集オタク」を自称するほどの写真集好き、いや写真集愛者です。 どれぐらいすごいかというと、例えばある人が「XXXXさんみ
6月4日にリコーフォトアカデミーのワークショップ「奥多摩で切り取る初夏の光(引率:瀬尾拓慶先生)」に参加してきました。 (当初は鳩ノ巣渓谷での開催でしたが、大雨の影響で川が増水していたことから奥多摩近辺に変更になりました)。 持ち出したカメラはもちろんK-3 markIII、レンズはHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limitedをチョイスしました。 (以降の画像は一部を除きカスタムイメージ「風景」で撮影したものをそのまま掲載しています) 奥多摩は
思うところあって、Leica M3とSUMMICRON-M 50mm F2を手放しました。 1番の理由はやはりカラーフィルムの高騰です。持っているカメラを気軽に使えなくなると言うのは、撮ることに価値があると考えている私にとってなかなかしんどかったのです。 ならばレンズは手放さなくても良かったのではないかとも思ったのですが、それ以上に感じていたのがある種の呪縛のようなものです。 実は数年前にM3+SUMMICRONを手にしてからというもの、別のカメラを使っているときに「この場
毎年のことですが桜はあっという間に散ってしまい、初夏の陽気を感じられる日もありますね。 そんな中ですが本年度第2弾の個展のお知らせです。 今回のテーマは「ポートレート」。 もともとポートレートは苦手だった私ですが、ポートレート以外の被写体(植物、風景、鉄道etc…)はある程度撮り尽くしてしまい、手を出していなかったポートレートをマスターすることは長年の課題でした。 そこで2022年3月から、instagramで知り合った俳優の志磨灯さんを1年間撮らせていただきました。今回
池袋での偶然の邂逅から5日後の1月14日。天気は雨。 何事も事前に必ず予約を取る性格の私が珍しく当日券を買って入ったのが、新宿LUMINE 0で開催された「GIGA・GIGA SONIC新春スピンオフの巻」。 多くのアイドルがひしめく中で私のお目当ては「GIRLY MOON PROJECT(初代、現在のMOON RABBiTS)」ただ一つ。 過去にCOUNTDOWN JAPANやSONICMANIAなどのフェスに行った経験はあったものの、アイドル専門のフェスというのは全く初
時間を遡ること、年明け間もない1月9日。 その日私は池袋の某ライブスタジオに対バンライブを見に行っていました。 目当てのアイドルさんの出演は後半だったにもかかわらず、1時間以上前に着いてしまった私はロビーでぼーっとしてたのですが、にわかにステージの方からふわふわ系アイドルとは全く異なる、良い意味で場違いに迫力のある歌声が響いてきました。 自分の中での違和感センサーが引っかかったのかもしれません。「んんっ?!」と驚いた私がタイムテーブルを見ると、当該の時間にパフォーマンスをし
すでにお知らせさせていただいた通り、2/10〜2/16に銀座の富士フォトギャラリーさんにて初めての個展「ordinary」を開催させていただきます。 今回の展示は写真家こばやしかをる先生プロデュースのもと、写真のセレクトからプリント指示まで手取り足取りビシバシ教えていただきました。 今日は今回の写真展がどうやって作られていったのか、について備忘も兼ねて時系列順にまとめたいと思います。 (やり方にはいろいろありますので、事例としてのご紹介です) [2022年8月中旬] 「個
一生懸命って、かっこいい。 一生懸命って、美しい。 どんなに理不尽なことがあっても、心折れる瞬間があっても、がむしゃらに前を向いてまた走り出す。 そのエネルギーはどこから湧いてくるのだろう。 そうして築いてきたブランドを自らの手で終わらせなければならないとわかった時、どんな気持ちになっただろう。その痛みや儚さは想像を絶する。 それでも、最後の日まで一生懸命、ただひたすら前へ。 ファンもそうだ。 形はさまざまだけど、一生懸命やっている彼女たちへ精一杯のレスポンスを一生懸命
私は基本的に自分のために写真を撮っていますが、そんな私でも誰かのためになれる写真を撮りたいと思ったことがないわけではありません。 誰もが心から幸せになる決定的瞬間の写真を一度でいいから撮ってみたい、という願望は今でもあります。 そんな願いが少し叶ったかもしれない出来事がありました。 5年間続いた、あるグループの終焉が迫っていました。 今まで当たり前のように毎週繰り返してきたことが、さまざまな環境の変化や大人の事情で終わりを迎えることになった彼女たちは、その日も変わらずスポ
子どもの頃から「プロ」という職業に憧れがありました。 たとえば鉄道。 運転士さんは何十トンもある車両を操って、ラッシュの時には2000人近いお客さんの命を預かる仕事です。 車両や線路や設備のメンテナンスをする方も、またプロです。ボルト1本つけ忘れただけで、想像を絶する事故が起きるかもしれない。 何も起きなくて当たり前。毎日できて当たり前。プロなんだから。そういう厳しい世界でもあります。 私たちの生活はプロのシビアなお仕事のもとに成り立っています。 文化的な面でのプロの代表
こちらでの告知が大変遅くなってしまいましたが、初めての個展をさせていただくことになりました。 雑誌やワークショップなどで活躍する写真家こばやしかをる先生に全面的にプロデュースいただき、写真は富士フイルムイメージングシステムズさんの最高品質のプロフェッショナルプリントで仕上げていただきました。 一般的なプリントでは潰れて見えなかったシャドウがきちんと残っていたり、髪の毛1本1本の繊細な質感が見えて感動の仕上がりです。 今回の展示はこばやし先生とも相談し、コロナ禍で改めて気付か
ペンライトが多機能すぎての使い方が難しくて泣きそうです。 みんな、よくこんな難しいの何本も使いこなしてるね?? 「この広い世界で偶然という奇跡」という歌詞を聴いた時、真っ先に連想したのが今日の記事のタイトルにもした「偶然性さえ運命さ」という別のアーティストの歌詞です。どこか呼応しているような感じがして、面白いです。 奇跡、偶然、そして運命。どれも人智を超えた超自然的な何かに支配されているという点では似ているのかもしれません。 いや、奇跡は違うかな。 奇跡は掴もうと努力して
ライブパフォーマンスの後の彼女に「今日もダンス決まってたね」と話しかけると 「いつも全力なんで★」と笑顔。 帰りの電車の中で、パフォーマンスやMCなどを思い出しながら「全力」の意味を考えていました(考えすぎて小田原行きの電車に乗ったつもりが誤って唐木田行きに乗っていました)。 「いつも全力」に込められている思いとはなんだろう。 「夢」という言葉はとても不思議です。 「夢の舞台」「夢の共演」というポジティブな意味で使うことがある一方、「いつまでも夢見てるんじゃない」というよ