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グダクダな京都サンガ選手評(鹿島アントラーズ戦)

 どうもこんにちは。
突然ですが昨日(執筆開始時点)(11/17.日曜)に見てきたJ1リーグ、京都サンガVS鹿島アントラーズの京都サンガの選手評をしたいと思います。
 数字で点数を付ける感じではなく、見た感じをぺらぺらと喋ります。よろしくお願いします。


太田岳志

 ク・ソンユンが鳥栖戦で退場して以降、ずっとスタメン起用されている太田岳志。今回も例に漏れずスタメン出場。前後半共に安定したプレーを披露。特に後半の2セーブが無ければ普通に負けていましたし、時折見せるエリア外への飛び出しも安心して見ていられました。キックに関しても特に言うことはないかなと思います。なんでこの人が2ndキーパーなんだ(震え)これに加えて秋田からやってきた圍さんにファンティーニ、レンタルしている若原も多分帰ってくるのか?まあ京都サンガのキーパーは暫く安泰だな、ガハハ!(慢心)

福田心之介

 北の大地で育ち、大学を経て京都にやってきた福田。無尽蔵のスタミナで試合を通して攻守に走り回っている姿が印象的なサイドバックですが、昨日の試合も相変わらず走り回っていました。強みのクロスはあんまり飛び出ず。それと気になる点はやはり守備時。あまりに相手にひっつき突撃する余り、パス等々で躱され背後の広大なスペースを突かれることがしばしば。後ろに控えているのが同じく走力お化けの宮本がカバーしてくれるとは言え、ちょっとあれかなーと。でもキジェさんはあれで良いと思ってそうなんですが、これアピとか後ろにいてたらどうなってたんでしょうか、不安でしかないです。

宮本優太

 浦和からレンタルでやってきた宮本。ランニングマンというあだ名を付けられる程のスタミナ&走力お化けで、最近はなぜか右センターバック起用です。これがコンバート狂キジェの狂気の采配、と言いたかったんですが、割とハマっているので成功例ですね、はい。福田が突っ込んで空いている広大なスペースを、その走力でカバー。危ない場面を何度も防いでくれました。元々がサイドバックなこともあり、積極的に上がっている姿も見受けられました。ただ、空中戦は頑張っているのですがやはり厳し目。鈴木優磨が相手にいたら間違いなく狙われて放り込まれていたでしょう。ミドルを撃ったところ柴崎の顔面に直撃させたところはおぅとなりました、怪我だけはさせないように。

鈴木義宜

 我らのカイザーヨシノリ。
相変わらずのディフェンスリーダーっぷりで、ラインのコントロールに落ち着いた守備、クロスも弾き返してくれる安心感。前半戦から居てくれたらなぁと思う今日此の頃。鹿島の選手をがっつりと守備に行って、最終的に戻させた場面は流石の一言。師岡だったか名古だったかは分かりませんが、これがディフェンスや!みたいな気迫を感じました。ラインコントロール出来るリーダーは麻田の負傷もあって彼しかいないので今後2節の間スタメンから外れることはまずないでしょう。

川﨑颯太

 パリ五輪代表にも選ばれた京都の誇りであるキャプテン川﨑颯太。中盤で起用されいつものように相手を潰す役を担っていましたが、鹿島の選手達のレベルが高いのもあってあんまり刈り取れず、スルッと躱される場面も。攻撃面でもちょくちょくロストがあったりで輝いていたとは言い難い出来に。それでもキャプテンなのですから、これからの成長に期待しましょう。頑張れ颯太!

福岡慎平

 京都の10番を背負うユース育ちの福岡慎平。基本は後半に同じアンカーの金子が入るのですが、広島戦の前半10分に負傷して以降はフル出場中。アンカーという攻守両方に目を配って顔を出すと言う中々難しい役目を担っていてくれます。中盤のパス整理をしてくれていて、パスが繋がり始めるのは大体彼のおかげ。中々目立ちにくい役割ですが、やはりここが安定していないと何も出来ないので、彼もサンガの要です。フル出場お疲れ様。

平戸太貴

 キックの精度は相変わらずでしたが、そもそもフリーキックやコーナーキックの場面があんまり無かったこともあり、得点には絡めず。ですが1回目のフリーキックではあわや得点という場面を演出しましたし、そこに通すか!というキックに佐藤のパスを受けてのシュート等もあり、悪くない活躍でした。名古屋戦やF東戦の勝利はほぼほぼ彼の右足のお陰なので、次節の町田戦では強烈な恩返し弾を期待したいものです。鹿島ユース出身なの知らなかった……

佐藤響

 一応ミッドフィルダー表記ですが、実質上の左サイドバック。佐藤と言えば大体サポーターからも「突っ込み癖どうにかしないとなぁ」という声が常に聞こえるような、前世がイノシシなのかというほど積極的に突っ込む選手だったのですが、今節は上手く行っていました。最近の試合は向上が見られて、行くところ行かないところの判断が出来るようになってきて、普通に良くなってます。特筆すべきはやはり迫力あるボール奪取。相手を薙ぎ倒すように豪快に奪い取ります。今節はラファエルが前プレでプレスを掛けると連動してダッシュ。相手がボールを受けた瞬間に飛び込んでボールを奪い取る。後は身体がシンプルに強く、彼がふっ飛ばされているところを(知らないだけかも知れないが)見たことをありません。平戸へのダイレクトパスもそんなこと出来るんかい!と会場を沸かせてくれました。最近ノリノリ、好調です。

マルコ・トゥーリオ

 (実質的に)京都の攻撃の全権を握っている温厚なブラジル人であるマジカルマルコ。後半になってから完全にチームにフィットし、もはや居なくてはならない存在へ。ブラジル人だなという柔らかいタッチに遊び心溢れるテクニック、アイデアの玉手箱のようなチャンスメイク。これでいて守備にもプレスバックして豊富に動き回ってくれるんで最高です。
 今節もテクニックは爆発。ボールキープからの繋ぎやスルーパスなどで大活躍。一度コーナーフラッグに追い詰められた所で後ろ向きからスルッとボールを浮かせて前のラファエルに繋いだ場面なんかはスタジアムが湧きました。ですがイエローを貰い、累積で次節の町田ゼルビア戦は出場停止が確定。彼を欠いて勝てるのかどうかは分かりませんが、そこはムリロがなんとかしてくれるでしょう、多分。

原大智

 我らが原大智。こちらも京都の生命線であり、京都の攻撃の出来は彼のパフォーマンスに掛かっていると言っても過言ではないです。191cmの高い身長にゴールキーパーからのロングボールを当てて落とすことから攻撃が始まるので、ほんとに重要な存在。ですが今節は調子が悪かったのか空中戦はあまり競り勝てず。シュートやクロスもあまり無く、ドリブルもうーん。決定機を一度演出したものの、それっきり。守備も岳志の神セーブ×2で見逃されていますが、割と緩い時があり、最近は調子が悪目な様子。でも彼を変えるとロングボールのターゲットが居なくなるので早々変えれないというジレンマ。もう一人高身長フォワードが居れば良かったんですけどね……うん?おでんが好きそうな人がフリーに。

 そういや木村も来季戻って来る?ので別に心配しなくてもいいのかも?

ラファエル・エリアス

 夏の移籍期間で京都サンガにレンタル移籍でやって来た本物の天使ラファエル。決定力がおぞましくリーグ戦では13試合11得点、1試合に1点を決めているわけでは無いのですが、残留出来たのは彼の活躍が大きすぎるというのはあります。今節でも攻撃の主軸として活躍。ストライカーとしてヘディングで惜しいシュートを放ったりした他、ポストプレーで相手を背負って周りにパスを供給するなど、ストライカー以外の面も見せました。決定機も創出。マルコとラファエルだけで京都のカウンターは完結する節があり、お互い技術があるもんだから厄介。武闘家ラファエルと魔法使いマルコみたいなものでしょうか。あと、前半にあった報復の件に関してはほんと勘弁してください、もう赤は見たくないんです(思い出される嫌な記憶)割とがっつり守備に行く面があるので、ファールを貰いがち。これ次節の町田戦でファールを貰えないことに腹を立てて報復、からのレッドを貰いそうでちょっと怖いです。

豊川雄太

 京都の熱きストライカー。3ヶ月間の負傷離脱から復帰して帰ってきましたが、復帰してからはサブとしての出場が主に。先発はク・ソンユン退場の影響を受けて10分しかプレー出来なかった鳥栖戦と天皇杯の神戸戦、いずれも印象に残るプレーは余り出ず。基本マルコと交代で出るんですが、またタイプが違うので代わりは出来ないんですよね、彼はひたすらゴールを狙うゴールゲッターなので。今節も70分から出ましたが、特に目立った動きは無し。次節の町田戦で先発かな?とは思いますが、またゴールを決める姿が見たいものです。

ムリロ・コスタ

 ポルトガルからフリーでやって来たレフティ。ドリブルと左足に自信があるタイプらしいのですが、リーグ戦では20分以上の出場機会を与えられず、活躍は主に天皇杯での大分戦及びジェフ千葉戦に。ドリブルや左足のキックが上手いのは分かるんですが、まだ調子が上がりきっていないのかなと言う感じ。でも使っている内に調子を上げていくでしょうし、なんでもっと使わないの?という感想。神戸戦なんか30秒しか出ませんでしたし。町田戦のスタメンに期待したいんですが、キジェさんのことだから多分豊川でしょう。


監督:曺 貴裁チョウ・キジェ

 お腹がぽっこり出ている監督さん。
今回の試合はスコアレスドロー、鹿島相手に上等じゃんと思われますが、サポ達の間では不満げな意見がちらほら。まずは相変わらずの交代の遅さ、キジェサッカーはガンガンいこうぜ方針のサッカーなので必然的に選手達に掛かる負担はかなり大きいのですが、の割には交代が遅い。後半も半分を過ぎるとみんなヘトヘトで、なんとか走っているという状況。原やラファは歩いたりしてるので、変えなければ行けない所なんですが変えない。何のために中野や安齋をベンチに入れたんだ、米本やルーカスも使わず、あまりに現状維持。残留は確定してるので、ここで交代して勝ちに行く積極策もあったのですが、特に手は無し。いつも通りの豊川&3分間のみのムリロ投入。ルーカスなんかは何をしに京都にやって来たか分からないくらい出番が無いです。試合も鹿島が決定機を外してくれたり岳志の神セーブ、相手キーパー早川の決定機阻止もあってスコアレスでしたが、攻撃が選手任せなのもあって何処かモヤモヤする試合でした。次の町田戦でどんな采配が出てくるかが期待。


終わりに

 如何だったでしょうか。選手の全てを見れたという訳ではありませんが、現地で見た感想を綴ってみました。
 次回はヴェルディ戦の試合展開をかるーく書いて、シーズン選手評価纏めを出したいと思います。

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