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【定型発達の兄とグレーゾーンの弟】兄の密かな苦悩の対処法。

うちは5歳の双子がいます。

兄の方は定型発達で、どちらかといえば優等生タイプ。
弟は発達障害グレーゾーン。自閉症(ASD)傾向が強いです。

弟のケアに多くの時間を費やすため、兄と過ごす時間が少なくなりがちでした。
年が違う兄弟なら小さい弟を面倒見る理由が、兄にはわかりますが
我が家は双子。
同じ年齢なので兄からすれば「弟ばかりをかわいがっている、ひいきしている」と思えて不満を感じてしまうんでしょうね…。

そんな兄の気持ちはなんとなく察していたので、兄の心のケアをしっかりとしていたつもりなのですが

兄が爆発…!
「双子なんてやだ!弟なんていなければよかった!」発言をしたのです。

今回はそんな心がボロボロになってしまった兄の心のケアに奮闘した記録をお届けします。


兄の日常生活は弟に気を使ってばかりだった

家ではそれぞれフリーダムに過ごしていますが、保育園では弟の様子を気にかけて、よくフォローをしてくれています。

2歳児クラスの時から
弟は「なにやらできないことが多くて、行動が遅い」と感じていたのか、保育園での弟の生活をよくフォローしていたと担任の先生から聞きました。

たとえば靴を履くのに戸惑っていた弟のお手伝いをしたり、荷物をロッカーにしまうのをお手伝いしたり…。
ときにはお着替えのお手伝いもしていたり…。ときには友達と遊ぶのを我慢して弟のフォローに回ったり…。

その話を聞いて、涙が出てきました。

まだたったの3歳なのに、精神的にかなり負担をかけてしまっている、ごめんなさいと心から思ったからです。

兄のケアに力を入れはじめる

それからというもの、兄をたくさんねぎらったり、一緒の時間を増やそうと奮闘しました。

・1対1の時間をつくり、たくさんおしゃべりする
・2人で内緒でお出かけをしてお菓子を買う
・一緒にお風呂に入りたいと言った時は一緒に入る
・となりで寝たいと言ったら、となりに寝る
・甘えたい時はたっぷりと甘えさせてハグをしまくる

わたしなりに調べたりして、これが良さそうだと言うのを取り入れ
たっぷりと兄をねぎらいました。

弟が療育に通い始めた時からまたトラブルが…

弟が療育に行きはじめた時です。ぽつりぽつりと不満をいうようになり、弟に暴力を振るうことが増えました。

理由は明確でした。
療育に行く日は弟は保育園を早退したり、休んだりします。じぶんだけ保育園に残らなければいけない事に不満を感じていたのです。

たしかに、じぶんだけ保育園に残るのはイヤだよね…。不満に感じるよね…。
そして、特性がより顕著になってきた弟ばかりに関わることも多くなり、兄との時間がまた減ってしまっていたのです。

弟のケアに必死すぎて、兄を置き去りにしてしまっていたんですよね…。大反省です…💧

そんなあるとき、些細なことで双子のケンカがはじまり、弟が兄に叩かれて大泣きしました。

兄に向かって「なんで叩いたの!ダメでしょ!」と大きな声で怒ってしまったのです。

そのときです、兄が大爆発!

「双子なんてやだ!最悪だ!弟なんていなければよかった!」

その言葉を聞いたときはもう…

親としての無力感とか、悲しさとか、自己嫌悪におちいったりとまぁうまく言葉で説明できないくらいぐっちゃぐっちゃな気持ちでした。

ふたたび兄の心のケアに奔走する!

頭を悩ませた結果、わたしが兄を置き去りにしがちだったことを大反省し、兄との時間を増やすしかない!兄の心を手厚くサポートをしようと奔走!

・あきらかに仮病だなってときも、本人が保育園を休みたいと言ったら休ませる
・ハグして大好き、かわいいを毎日伝える
・いつもありがとうと毎日伝える
・たくさん褒める
・遊びにとことん付き合う

上記のことを意識して行動してきました。

兄の心を守れ!これがわたしの重要なミッションだ!と言い聞かせてできる限りのことはしました。

弟の発達障害についてやんわりと説明してみる

心のケアと当時にやってみたのが弟について説明することです。もし理解してくれたら、弟への不満を減らせるかも?ふと、思いついたのです。

5歳になり色んなことが理解できるようになった頃を見計らって、弟の発達障害のことや、なんで保育園を休んだり、早退をしているのをやんわりと説明をしてみました。専門用語は使わずに。

・ハサミとか鉛筆がうまく使えないでしょ?だから児童館みたいな保育園で練習をしているんだよ。
あと、おしゃべりもあまり上手じゃないから会話の練習もやっているの。
・けんけんぱとか、片足立ちができないの知っている?あと、すぐ転んじゃうでしょ?だから病院でみんなと同じようにできるように練習をしているんだよ。

※ 療育というのは難しいのでわかりやすく「児童館みたい保育園」と表現して伝えてみました。

ていねいに話すことで、兄はきちんと理解してくれた様子でした。

わたしが説明するまでは、弟は家で遊んでる!と思い込んでいたようで、ちゃんと弟も他の保育園に行っていることを知って安心したのか、不満を言うことや暴力がググッと減りました。

大人だって不満をもらすことをゼロにするのって難しいですし、叩くのはもうそれでしか感情を伝えられない幼さだと思っています。しかたない。

まだ、たったの5歳ですからね。

弟なんていなければよかった!と言われた時の対処法3つ!

わたしの経験からのまとめです。

  • 2人だけの時間をつくる

  • 愛情を伝える

  • 弟のことを現状を伝える

上記の3つが大事だなと!

補足:これも効果があった!
兄はなんでも1番にこだわる男 笑なので、何かにつけて「1番カッコいいね!」「1番早くてさいこうだよ✨」など、褒めるときはとにかく”1番”を強調したところ、まんざらでも内容でいつもニコニコしています。機嫌が良くないときも有効でした。

兄弟の育児は、バランスを取るのがとても難しいですよね。だからこそ、うっかり手薄になってしまう兄の心のケアを怠らずに、”自分も大切にされている”と感じられるように2人だけの時間をつくり、大好きだと愛情を伝えるようにした方がいいかなと思います。

さらに、言葉の理解ができるようになったら、とにかくわかりやすく「なぜいま弟ばかりのお世話をしているのか」などを説明すると
今の状態に納得して不満やイライラした感情をぶつけることは少なくなるでしょう。

この3つがわたしが思う対処法です!


毎日が忙しくて大変だと思いますが…💧

今回のわたしの対処法がお役に立てればなと思います!!

今日も家族みんなで笑顔を絶やさず、素敵な1日を過ごせますように…⭐️

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