私の中の「怖い父親」像を癒す

先日のセラピーのお客様。

亡くなった父親との関係が原因で、
現在の夫婦関係や自分の生き方に
大きな影響が出ていることを感じておられました。

これまでにも他のセラピーなど様々な形で、
ご自身の内面と真剣に向き合ってこられて、
改善したところもあるものの、
根本的な解決には至っておらず、
今回ヒプノセラピーのご依頼をいただきました。

こうしてコツコツとご自身に向き合ってこられた方ほど、
いよいよ核心に向き合うセラピーになることが多いように思います。

今回もまさに核心に触れたセラピーになりました・・・。

ヒプノ誘導により、まずは子どもの頃、
自宅にいる場面の記憶に戻っていきました。

そこで見る父親は、大きくて怖い存在。
ただその心境を母親にもわかってもらえず、
どうにもできない状態でした。

セラピーで母親、父親と向き合っていくと
父親の中にも同じように
人に分かってもらえない寂しさがあることがわかりました。

そこで父親の内側の寂しさを癒すところまで、
じっくり取り組んだ結果…

ご自身の中の「父親」という像が
安心と喜びの美しいエネルギーで満たされた
お父さんになっていきました。

お父さんとの大切な対話を終えた時には、
温かい感覚と同時に、
純粋な寂しさのような感覚もありました。

実際のお父さんは既に亡くなられていましたが
これが本当の意味での旅立ちだったのかもしれません。

今回の父親の癒しを体感してみて、
これこそが核心であり

今まで抱えていた問題を解消するためには
この過程がとても意味のあることなのだとわかりました。

でも、なぜ父親を癒す必要があるのでしょうか？

次回は、父親を癒すことで自分の本当の癒しになる仕組みを、
解説してみたいと思います◎

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