「君のクイズ」を読んだ。その感想

ネタバレを含みます


著者の持つ寛容さが垣間見えた気がする、クイズは人生で、人生はクイズである。
偶像として振る舞うのも、自分自身を生きるのも、人それぞれの人生において問われてきたクイズと回答の積み重ねだ。

人生で得た知識を使い、問いに正解する、そうして肯定され、生きていける。

熊の場所を克服するのは難しい、そこから命からがら逃げ延びて生きることはできるが真の意味では人は変われない、のかもしれない。
人生の選択(クイズの回答)は熊の場所にこそ見出すべきで、それはとても難しいことだと思う。

面白い本だった。

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