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【ヒプステ】2.5次元とはこうあるべきをつきつけられた

ヒプノシスマイクRule the Stageが、4年間の幕を下ろした。

BoP2023の大阪~横浜公演の間に前の記事でいろいろお気持ちを書いたのだけど、千秋楽を迎えて全部吹き飛ぶような感情を叩きつけられてしばらく引きずりそうなので、自分のために書き残しておく。

この記事に興味を持っていただいた方は、どういう千秋楽だったかご存じの方がほとんどだと思うので、何の配慮もせず最初から書きます。

「楽しかった」「疲れた」「随分遠くまで来ちまった」と言って、
高野洸さん演じる山田一郎が「あのポーズ」を取った瞬間の鳥肌。
そのまま原作立ち絵に戻って消えていく演出。

それで、今まで持っていたいろんな感情が全て覆されて、「ヒプステという1つのコンテンツの終わり」を完全に理解・納得してしまった。

本当にすごかった。

中の人とかいう概念ではなくて、彼らは「二次元の世界から現実に現れたキャラクター達」だったんだと思った。

track.1で衝撃だった原作絵を使用する演出が、ここにきてこれ以上ないくらいの力を発揮したと思った。

私が真っ先に感じたことはまさしくこれで。
私はヒプステに出会ってまだ1年も経っていなかったけれど、なぜか昔から見てきたみたいに4年間ありがとうって思った。

2.5次元ってそういうことだよね。
3次元では絶対に交わることのできないキャラクター達との夢を見させてもらっているから、役目を終えたら2次元の世界に帰ってもらうんだ。

今、2.5次元はすごく波及していて楽しいコンテンツではあるけれど、独自に発展して独り歩きしているものが多くある。
それはもちろん一つのエンターテイメントとして決して間違いではない。
だけど、それでもこのヒプステの終わりを目の当たりにしたら、本当に「2.5次元の完璧な終わり」すぎて、ぐうの音もでなかった。

原作やそれにかかわる全てに最大のリスペクトをして、その上でヒプステならではの世界観を作り上げて、最初から最後まで、誰に何を言われようともそれらを全員黙らせた。
間違いなく伝説だと思った。

本当にたくさんの夢と愛をありがとうございました。



以下余談

私は見れなかったけれど、豪さんのインライの噂や役者さんたちの言葉の端々から、今回の卒業は無念の卒業であることを感じていたので、きっとどんな終わり方でもモヤモヤするだろうし、何か新しい発表がもしあったとしてもどんな気持ちで見たらいいのかわらかないと思っていたけれど。
そんな気持ちの中でもこんな素晴らしい終わり方をしてくれて、そこにもやっぱり愛を感じた。
多分他に言いようがなくて「全員卒業」という言葉だったけど、これは紛れもなく「一つの物語の終わり」であって、世界は変わらず続いているんだなと間違いなく思えた。
オリジナルの彼らもきっとどこかの世界で生きている。


いやまじでこんな悲しくて切なくてこれ以上ない素敵な終わりがあるかよ!?
寂しさと感謝と感動がないまぜになって、何の涙かわからないけどずっと泣いてる。

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