とある地方都市の外れにて #0
これから投稿するのは全て私が経験した話である。
私の記憶違いや話を盛る癖のせいで若干事実と齟齬があるかもしれないが、極力ありのままをお話ししたい。
登場人物は頑固な爺さん、晩年認知症を患ったばあちゃん、腕はいいが酒乱(今は克服)の漁師のおっちゃん、見栄っ張りのおかん、おっちゃんの再婚相手きぃちゃん。
正直爺さんやおっちゃんの話は、昨今の社会情勢的には大幅アウトなものばかりである。しかし彼らは悪びれるどころか、むしろ年々その傍若無人っぷりに磨きをかけ、家族を容赦なく巻き込んで