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戦争を知らない大人でいたかった。

私は、高校を卒業してすぐに、公務員として働きにいきました。

ほんとに世間知らずで何もしりませんでした。

ある時職場の先輩から経済学を一緒に勉強してみないかと誘われ、断ることができず、ずるずると、その世界に入っていったのです。

その中身は社会主義が一番いい世界だという話でした。私は洗脳され、社会主義青年同盟に入ってしまいました。

自民党を敵とし、当局を敵とし、活動家になり奔走していました。

社会主義国のソ連、北朝鮮、キューバが一番の理想の国と考えていました。仕事はきっちりしていましたが、ある課長が来た時、自分の信条を貫き、逆らってしまいほかの課に移されてしまいました。

その時からだんだん考えが変わり社青同を抜けました。

あれから約四十年たち、仕事も辞め、隠居生活をだらだらと過ごしていました。

ある日、ロシアがウクライナを攻撃したニュースが飛び込んできました。

信じられない、戦争が始まっていたのです。

今の時代に国と国との戦争を目のあたりにして見ることになろうとは。

テロなどはありましたけど、まさか戦争が起きるとは。

一般市民にも攻撃がなされ、ロシアはそれを否定し、のうのうと攻撃しています。

子供たちも被害にあっている、こんなことが許されていいわけが在りません。

早くの停戦を望む今日この頃です。

経済のゆきずまりからでしょうか。

社会主義は理想ではなかったんですね。

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