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「天才万博」この場所は戦争から1番遠い場所でした。

昨日は、プペルを見てから天才万博に行ってきました。youtubeで昨年のイベントの様子がアップされていたのですが、生で空気感を味わってみたいと思ったんです。


このイベントはホームレス小谷さんがチケットを手売りするそうです。出演者も当日までいっさいわからず、名前の通り各会の「天才」が出演するイベント。



普通は自分の好きなアーティストがでるからイベントに行く!となりそうなものですが、天才というだけで、誰がでるかわからないイベントに行ったのは初めてです。



今年はコロナもあり、開催が危ぶまれていましたが、クラファンで資金を集め、万全の対策のもと行われました。


入った瞬間、異世界に飛ばされました。



誰がイベントに出るかではなく、
誰がイベントを主催しているか。





イベントのクオリティーではなく
コミュニティーとしてのイベント。


これが、生で体験したいと思った理由です。



出演者の方もはじめて聞く人ばかりで、どんなジャンルの音楽をするかもわからなかったのですが、4組出演されたアーティストの方は、みんな独自の雰囲気を持ちながら、お客さんを魅了できる素敵なバンドでした。


久しぶりに生で音楽聴けたのも嬉しかったのですが、天才の意味もわかった気がしました。



天才と言われる人は、みんな独自の世界観を持っています。その世界に引き込む引力を持っている。今回素晴らしかったのは、身勝手な世界観の押し付けにはなっていなかったことです。






あくまで聞いてくれるお客さんが主人公で、その世界に迎え入れようとしてくれる道案内。これはなかなか難しいことだと思うのですが、うわべではないみんなで楽しもうよ!という引力をこんなに強く感じたことはありません。





このイベントに来る人は、みんな小谷さん、西野さんのイベントだから来ている。だから、知らないアーティストだからと盛り下がることもありません。みんなすごく暖かい雰囲気。





小谷さんがそういう垣根を壊せる人だから、お客さんも応援したい人たちが集まる。それが前提のイベントだから、アーティストの方たちも安心して自分を最大限に表現できている。



小谷さんには初めてお会いしましたが、初対面でも警戒させない方でした。来たお客さん同士で仲良くなるために、小谷さんがテーブルを周りお客さん同士をくっつけてくれます。ベロンべロンになってたけど、細やかな気遣いが見られました。




アーティストの人達が入れ替わる時は、お客さん同士で話して楽しみ、どんどん会場に一体感が生まれ、どんどん盛り上がっていく。




最後はキンコン西野さんも出演され、プペルの主題歌を歌ってくれました。映画の舞台あいさつのあとなのに、おつかれさまです。



出演者のダイノジさんが言ってたのですが、


「この場所は戦争から1番遠い場所だ。」


会場の雰囲気を見ていて、ほんとにそう思いました。




人と人が繋がることことの大切さ、いたわり、思いやり、全くの他人同士であっても一体になる空間。


ほんとに楽しかったし、感動しました。



世界平和って、本当に可能なのかもと感じさせられたイベントでした。

いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。