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医師の父がヒーリングを受けてくれるようになったきっかけ。

年始2日目。今日は父にヒーリングの施術をしました。父はヒーリングを信じていませんでしたが、いまは嫌がる顔一つせずに受けてくれます。


そんな父がヒーリングを受けてくれるようになったきっかけとは?




父は精神科医です。40年医師一筋でやってきて、死ぬまで現役でいたいと言っています。自分が言ったことは決して曲げない頑固一徹ですが、尊敬しています。





そんな僕は医者にならずに違う生き方をしたので、父とはよく揉めました。





一昨年前に突然右足に痛みが走るようになり、どんどん悪化。病院で検査しても原因がわからない。父はアクティブな人で、どこかに出かけたり、スポーツをするのが好きです。だから、足が痛くなって、思うように動けなかったのは辛かったと思います。


見ているこっちも辛い。





僕がヒーラーセラピストを始めるといった時、父はヒーラーという生き方を理解できませんでした。ヒーラーなんて一般的ではないので、それは当然です。





宗教はやってないな?とか、怪しいことではないんだなとかいろいろ聞かれました。ヒーラーは、ある種のエネルギーを扱って人を癒す仕事です。宗教も関係ありません。ただ目に見えないエネルギーを扱うため、体験してもらわないとわからないところもあります。






父にも、この生き方を理解して欲しくてヒーリング受けてみないかと何度か言ったことがありますが、答えはNOでした。





「そういうの父さんは信じていないから、必要ない。」




当然とはわかっていても、子供からすると寂しいもので、親には理解して欲しいと思ってしまいます。ですが、また断られたらイヤだからと、いつの間にか父の前でヒーリングの話はしなくなりました。





そんな父の足の調子が悪くなり、どんどん悪化していったのが、一昨年前。検査しても原因不明。親が弱っていく姿は見ていてつらいものですね。突然小さくなったように弱々しく見える。





僕も体調が悪かった時期が長いので、ずっとどこかが痛い人の辛さはわかります。だから、余計見ていられない。






また断られるからどうしようなんてことを言っている場合ではなく、とにかく自分にできることをしたいと思いました。





父が受けてくれるためにはどんな言い方をしたらいいだろう?習ったビジネススキルを総動員して、父に響きそうな言葉を探しました。


「足に効くかもしれないから、ヒーリングさせてくれない?痛そうにしてるの見てられないから。」





自己治癒力が上がるから、とりあえずやらせて!寝ててくれればいいから!」






これでイヤだと言われたら仕方ないのですが、思い切って言ってみました。心配してるのが伝わり、自己治癒力という言葉が響いたようです。戦略勝ちですね。





「じゃあお願い。」と弱々しい声で返事が返ってきました。




このヒーリングはエンソフィックレイキという手法で、痛みのある箇所に手を当てて、癒やしていく施術です。手当という語源になっていて、自己治癒力を上げてくれます。


父にヒーリングをするのは、やる方もかなり緊張しましたが、半信半疑のまま受けてくれました。




エンソフィックレイキを受けた人は、ほぼ確実に寝落ちします。父は寝落ちはしないだろうと思っていたんですが、驚いたことに10分で父は寝落ちました。


痛みのある足に1時間半ほど施術しました。父が目を覚ましてから、


「ホッカイロ当てられてるみたいに足が熱くなって、ビックリ。」



「足の痛みもさっきよりいい、すごい。」



父からは絶対に見えない角度で、ガッツポーズしました。




手を当てられている箇所がホッカイロのように熱く感じたので、何度か目を開けて確認したそうです。寝てると思ってたのに薄目してたんかい。





ヒーリングを信じていなかった父には衝撃だったようですが、実際に効果を感じるので、それから定期的にヒーリングをしてます。





今では、「お願いします。」なんて言ってくれるから、最初のころと比べると耳を疑うほどだけど、子供としては嬉しいですね。




いままでの溝も埋まった気がします。






身近にいる人が痛みで苦しんでいる時、治ってほしいと願うことしかできません。何かしてあげたいのに何もできない無力さ。





こんな時に、何かしたい気持ちを行動にできるのがヒーリングのいいところです。


ヒーリングが親孝行になるなんて、思ってもみませんでしたよ。

いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。