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言語も遺伝したらいいのになと思った話
私の髪は黒くてまっすぐ、目は濃い茶色で
身長は日本人女性の平均より少し高い。
手足は身長に対して小さくて、肩幅は広い。
これら全て、親からの遺伝でこうなっている。
ただ、言語は遺伝していない。
・・・
今日、生物人類学の授業で
フランスの生物学者のラマルク(1744-1829)の
用不用説(Lamarckism)を学んだ。
この説を説明するためによく使われるのは、
キリンの首はなぜ長いのか?
用不用説を順に説明するとこんな感じ。
キリンの祖先はもともと首が短い。
ある世代のキリンが高い木の葉を食べようと、首を伸ばし続けた結果、少し首が伸びた。
その形質は子孫に遺伝した。
さらに子孫も首を伸ばす努力を続けて、次第に首が長くなった。
つまり、個としての生命が経験で得たものが
子孫に遺伝する、という考え方だ。
この考えは、ダーウィン(1809-1882)による
自然選択説によって否定された、とされている。
(されている、としたのはエピジェニクスという考えが出ているため。遺伝子を超える、これもまた面白い。)
ただ、今の段階で授業で学んだのは、
個の経験は子孫に遺伝しないということ。
・・・
ここで、
授業中なのに思考が飛んだ。
話す言語が遺伝するとしたらどうなるだろう。
親は日本語を話していて、
子供は遺伝で日本語を話して、英語を学ぶ。
次の子供は遺伝で日本語と英語を話す。
そこから中国語を学んだら、
その子供は日本語と英語と中国語を話す。
次の子供は遺伝で日本語と英語と中国語を。
そこからスペイン語を学んだら…
と、どんどん話せる言語が増えていく。
もし、話せる言語が継承されるとしたら、
私は祖先が代々してきた言語の勉強に
めちゃくちゃ感謝すると思う。
現実では、あり得ないのが残念。
けど、想像するのは楽しい。
・・・
進化と遺伝の話が楽しい。
学んで考えたことをnoteに書くのも楽しい。
読んでいただきありがとうございました!
みなさん良い日をお過ごしください。
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