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短編ホラー・二人称小説集 『あなた』

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少数派な「二人称」で構成してみたシリーズです。一話完結ですので気軽に読めるかと思われますが、内容の気軽さは保障したしません・・・ 主人公は読んでいる『あなた』が主人公です。”没入… もっと読む
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記事一覧

短編ホラー小説『あなた』     ~マッチング・ゲーム~ (前編)

前書き  グロ怖を最大限に出してみました。  私は映画で言うと 「セブン」デビット・フィ…

短編ホラー小説『あなた』     ~マッチング・ゲーム~ (後編)

友人  あなたの友人は、あなたとカラオケの後に別れて隣町の二駅分ほどに距離がある”例の…

無料 短編ホラー小説『あなた』 第一話 ~山着~

前書き あなた  あなたは、いま”これ”を見ている。すこし時間に余裕がある、というか、暇…

無料 短編ホラー小説『あなた』~山着~第二話・マヨヒガ

『帰郷』  怏々と活性化された草木の緑葉は、毎年の恒例行事のように秋から冬に掛け紅葉とな…

無料 短編ホラー小説『あなた』~山着~第三話・忌み地

『先人』  あなたはちょっとした心の安らぎを奪われたような気分になり、焦りを見せました…

無料 短編ホラー小説『あなた』~山着~第四話・|怨縁《えんねん》

『異界』  気が付くと、あなたは川の大きく蛇行した外側にいました。下半身”だけ”が濡れて…

無料 短編ホラー小説『あなた』~山着~第五話・視霊

「煙幕」  目覚めてすぐに焚火が目の前にあり、先ほどの体験とのフラッシュバックであなたは奇声を上げながら仰け反った。 「どうした?!大丈夫か?」  突然のことで杜下が驚き、心配そうにこちらを見ている。 「あ”あ”・・・ずい”まぜ・・・」  声がガラガラではっきりと喋れなくなっていた。喉にまだ熱を感じている。 「なんだか疲れているんだろう、今は休みなさい。僕が見ているから、安心して」  喉や肺がまだ少し痛いような違和感がして唸らせながら、また現状、現実?を把握して

短編ホラー小説『あなた』       ~海異~

前書き 海  海を眺めていると、なんだか落ち着きます。  あなたは、決して泳ぎが得意とい…

0〜
割引あり

短編ホラー小説『あなた』       ~意識~

前書き 覚醒  ・・・やぁ、目が覚めたかい?  どう?僕の声が聞こえるかな?まだあまり意…

0〜
割引あり

短編ホラー小説『あなた』     ~手配師~

前書き 記憶 《・・・ここは・・どこだろう・・・・・・》  あなたは、記憶が曖昧です。 …

100〜
割引あり

短編ホラー小説『あなた』     ~変死覩者~

前書き  エロティシズムな空間や思想の渦巻く世界では、霊的な心霊現象は起きにくいとされて…

0〜
割引あり