見出し画像

文章力と産後ケア

赤ちゃんの泣き声で起こされる、そんな日が当たり前のようになってから4カ月半。
珍しく自身の体が起きたいと自然に目覚めた。


今日はよく眠れた方、つづけて5時間眠れたといえばいい方で、先輩ママたちが話すような怒涛の日々が産後待っていた。

そんな生活でも、時折できる束の間の自分時間。ふと本を手にしてめくってみると、目の前で文字がチカチカするばかりで、なかなか頭に入ってこない。おっかしいなぁとボヤきながら、もう一度記事に目を向けても、一つひとつの文字や単語が流れてくるだけでコトバにならない。

単に文章が読めなくなっただけではない。書くこともいつの間にかできなくなっていた。
キーボードを前にしても、指先が動こうとせず、書きたいことが山ほどあるのに、ドドドっと崩れ落ちてくるだけでコトバにならない。
確かに家にいることが多くなり、1日の大半を生後間もない子どもと過ごし、アーだの、ウーだの言っていたら仕方のないことだろう。急にオトナたちとの語り合いが懐かしくなった。

最後に長く文章を書いたのはいつだったかなぁと、noteのタイトルや記事を読み返してみても、そういえばこんなことも書いていたなと、過去のことになっている。

妊娠前の体重・体型に戻れない、腰痛持ちになったなど、産後の女性の悩みは人それぞれだけれど、私の場合は、文章力が衰えたというのが一番の悩みかもしれない。


毎日のようにつづく極度の睡眠不足で、読書する時間があるくらいなら寝ていたいのが本音とはいえ、そんな現状に甘えていた自分を呪いたくもなった。子育て中なので…と言い訳を口にするのは簡単だけど、自分の好きなことができなくなるのはやっぱり堪え難い。

「産後ケア」という名目で、書くことに慣らしていくことも兼ねて、産前後に感じていたこと、体験したことを少しずつまとめていこう。スヤスヤ眠る子どもに、まだ起きないでね!と願いながら、そう思った。

イチ日本語教師として、日本人と外国人とが笑顔で共生できる社会になるように noteやYouTubeを通して活動しています!